HOLY SMOKES: HOW TO LIGHT YOUR CIGAR

シガーに火をつける、正しい作法

Friday, March 15th, 2019

THE RAKEのシガー・エキスパート、マイク・チョイが、

どうやってシガーに火をつけたらいいか、その正しい方法を伝授する。

 

text mike choi

 

 

 

 シガーに火をつけることは、一見簡単そうにも思えるが、しかしそこには、守らなければならないルールがある。デリケートで、贅沢で、強く、素晴らしい香りを得るためには、辛抱強く、ルールを守ることが絶対に必要なのだ。正しく丁寧に扱えば、シガーは尊敬に値するものとなる。

 

 ハンドロールの高級品は、シリンダーの形をしたアートであり、火をつけると言葉では表せない喜びをもたらしてくれる。買った人を決して失望させないよう、作り手は努力しているのだ。業界でも最も信頼される男の一人であるマイク・チョイが、シガーにどうやって火をつけるかを解説する。

 

 

<マッチ>

 スワン・ヴェスタスの安全マッチを使うことは、おすすめできない。シガー用にデザインされた、長めのものを使うべきだ。杉の木で出来ていて、頭薬の部分は硫黄分が少ないものがいい。硫黄の臭いで、シガーを台無しにしてしまわないために。マッチに火をつけたら、それをしばらくシガーから離しておくこと。火をつけた瞬間は硫黄分が燃えるので、その臭いをシガーにつけないためだ。これは数秒の間でいい。

 

 マッチはシガーに火をつける方法として古典的なものだが、誰でも手軽にでき、ラッパーを焦がすのも簡単だ。シガー・ソムリエがゲストのためにシガーに火をつけるときは、左手でシガーのバンドを持ち、右手に火のついたマッチを持つ。

 

 シガーに火をつける簡単な方法は、カットしたシガーを口にくわえ、火のついたマッチをシガーの先に近づけて、シガーを回しながら息を吸うのだ。炎がシガーの切り口のなかに吸い込まれていくのが見えるだろう。シガーを回しながら、数回ほど吸い込めば十分だろう。

 

 それからシガーを口から離して、反対側を覗いてみる。均等に赤くなっていればOKだ。もしどこかに大きな暗い場所があったなら、それはもう一本マッチをすって同じことをする必要があるということだ。小さな暗い点であれば、もう少し、素早くふかせば大丈夫だ。もう一度シガーを口にくわえて、吸ってみよう。

 

 

<シダー片>

 杉の木はシガーのベストフレンドだ。杉はシガーを入れる箱や仕切り、シガーを入れるチューブやヒュミドールを作るのに用いられる。湿度を保つ効果があるのだ。シガーに杉木の香を吸わせ、香りをよくする効果もある。

 

 多くの場合、シガーの箱を開けたら、杉でできたカバーシートとシガーを二段に分けるための間仕切り板を目にするだろう。これらの杉板は、手でカットして“シダー片”を作ることができる。箱入りのシガーを買えば、タダで手に入る。

 

 もっとマニアックなことを追求している人もいる。私のアメリカ人の友人、トーマス・パーソン氏は、カスタムメイドのシガー片を作っている。数年前、氏にロンドンで会ったとき、彼がいかにシガーに適した杉の木の質を追求しているかに驚かされた。そして彼はレーザーを使って、シガー片に好きなロゴや名前を刻印することも行なっていた。

 

 

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