Graziano Mazza Interview

唯一無二のプロダクトを
生み出し続けたい

Monday, June 25th, 2018

 

 

1999年に発表した、シューレースの無いオックスフォードシューズ(右)。モードな印象も与えられる当時としては斬新なデザインで、履きやすさも抜群だ。

 

 

——プレミアータには、一度見たら忘れられないものが多く、他のブランドに見られないものばかりですね。

 

 そう思っていただけてとても嬉しいです。基本的にプレミアータの最大の魅力は、唯一無二である、と考えています。例えば、「プレミアータ ホワイト」というスニーカーコレクションを世に出したのは1995年でしたが、当時はレザーとナイロンのコンビネーションや、変わったファブリックを採用するブランドはなかった。

 

 現在プレミアータはさまざまなラインナップを展開していますが、クラシックなシューズにしても、スニーカーにしても、やはり他にないものを、という気持ちがありますし、みなさんにもそういう印象を商品から感じていただきたいです。

 

 

氏の手前に見えるのが、プレミアータのスニーカーを代表するモデル、ルーシー。ランニングシューズの定型スタイルだが、ナイロンとスエードのコンビネーションでスタイリッシュな印象だ。カタカナの“ホ”に見えるロゴは、ユニオンジャックをアレンジしたデザインのトレードマーク。ソールにはスタンププリントが入る。

 

 

——新しいシューズを生み出すインスピレーションはどこから得るのですか?

 

 私の場合、いつまでに世の中に出そうと期限を設けてアイデアを絞り出すようなことはしません。そうするとありきたりのものになってしまう。ですからそれはもう本当にありふれた日常、例えば趣味に没頭していたり、ご飯を食べているときだったり、そういった生活の中のふとした瞬間で得られるものなのです。最近は少なくなりましたが、以前はよく旅行中にもインスピレーションを得ていました。

 

 

——何か日本で得たインスピレーションはありますか?

 

 以前仕事で日本を訪れた際、どこかの温泉に連れて行ってもらったことがあったんですが、そのときに歴史ある日本の文化に触れることができました。舞妓さんが履いていた厚底靴からヒントを得たんです。それは現在でも継続しているレディースのモデルで、私にとっても日本でインスピレーションを得た思い出深い商品となりました。日本の文化にはたくさんのヒントがあると思っているので、来日するたびに追求したくなるような衝動に駆られます。

 

 

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