フェラーリ、権威あるデザイン賞「レッド・ドット・アワード」受賞

　2023年4月、イタリアの自動車メーカー、フェラーリは、世界的に権威のあるレッド・ドット・アワードで、史上初めて異なる2部門で最高賞を獲得した。フェラーリ プロサングエはプロダクトデザイン部門でレッド・ドット：ベスト・オブ・ザ・ベストに輝き、フェラーリ ヴィジョン グラン ツーリスモは革新的プロダクト部門でベスト・オブ・ザ・ベストに選出された。加えて、マラネッロ初のプラグイン・ハイブリッドV6エンジンを搭載するスパイダー 296 GTSもレッド・ドット賞を獲得している。

　フェラーリは、2015年から現在までに合計26のレッド・ドット賞を獲得している。レッド・ドット・アワードの69年の歴史の中でも、これに匹敵する受賞歴を誇る自動車メーカーはほかにない。これらの受賞は、フラヴィオ・マンゾーニ率いるフェラーリ・スタイリング・センターが生み出す作品の価値をあらためて浮き彫りにしている。

　レッド・ドット・アワードは、1955年にドイツで創設された産業デザインの分野で最も権威ある賞のひとつであり、世界最高のデザイナーたちの卓越性と革新的作品を称える場となっている。今年のレッド・ドット・アワードの授賞式は6月19日にドイツのエッセンで開催される。

text the rake編集部