時計大特集:百花繚乱!いま超高級時計が元気!
CHOPARD <ショパール>
October 2021
L.U.C フル ストライクスケルトンダイヤルを使って、精密なメカニズムも楽しめるミニッツリピーターウォッチ。ハンマーが叩くゴングをサファイアクリスタルで製作し、澄んだ音を大きく響かせる。さらに音の美しさを際立たせるため、ハンマーの動きを均等化するガバナーという機構を静音化した。繊細な機構を壊さないように7つの安全装置を組み込むなど、丁寧に作られている。世界限定20本。手巻き、フェアマインド認証を受けた18KWGケース、42.5mm。¥33,055,000 Chopard(ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922)
©Claude Joray
©Claude Joray
精神性も含めた
真のラグジュアリー ショイフレ家が経営し、ジュエラーとしての知名度も高いショパールだが、そのルーツは1860年に創業した時計工房にある。ショイフレ家ではそういったルーツに敬意を表し、1996年にはマニュファクチュール工房を立ち上げ、創業者の「ルイ- ユリス・ショパール」の名にちなんだL. U. Cムーブメントを発表する。このムーブメントは非常に美しい仕上げと機能的な設計で、愛好家から高く評価された。今年はショパール マニュファクチュール開設25周年の節目であり、ショパールの歴史と伝統を受け継いだハイ・コンプリケーションモデルがいくつも発表されている。
さらにショパールでは、素材にも新しい試みを取り入れている。宝飾ブランドでもあるショパールでは、多くのゴールド素材を使用するが、その素材が“倫理的(エシカル)”に産出されたものであることが証明されたゴールドのみを使用することを明言しているのだ。そういった考え方にも共感して時計を選ぶというのは、とても豊かなことである。
L.U.C オール・イン・ワン表にはトゥ-ルビヨンやパーペチュアルカレンダーを、裏には均時差表示や日の出・日の入り時間、軌道式ムーンフェイズなど、合計14の複雑機構を詰め込んだハイ・コンプリケーションモデル。しかもケースやムーブメントは、ジュネーブ伝統の時計技法を用いていることを証明する「ジュネーブ・シール」と高精度の証である「COSC認定クロノメーター」を取得。時計としてのレベルも極めて高い。世界限定10本。手巻き、18KRGケース、46mm。¥49,214,000 Chopard(ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922)
©Claude Joray
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L.U.C パーペチュアル クロノパーペチュアルカレンダーにクロノグラフを組み合わせたエレガントウォッチ。クロノグラフの積算計とカレンダー表示を巧みに融合させることで、すっきりとしたシンメトリー配置にしているのは見事である。しかもケース素材にグレード5チタンを使用しているので、軽やかで腕なじみに優れる。左モデルと同様にジュネーブ・シールとCOSC認定クロノメーターを取得。世界限定20本。手巻き、Tiケース、45mm。¥9,416,000 Chopard(ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922)
©Claude Joray
本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 41