Kioicho Plaza Clinic Vol.01
お金が少々かかってもいいから
とにかく「痛くない」
最高の歯科治療をしたい人へ
June 2019
———使い回しの道具が気になって仕方ありません。
「東北大学グループによる調査によると、約50%の歯科医がハンドピース(歯を削るドリルを取り付ける金属製の先端部分)を患者さんごとに交換していないそうです。手袋も患者さん毎に交換している歯科医は約50%しかいませんでした。残念ながら、日本の歯科医院は、欧米に比べると“不潔である”と言わざるを得ません。
実は歯を削るタービンには、回転を止めたとき構造上陰圧がかかっており、口の中のものを吸うように出来ています。それを使い回すということは、前の患者さんの唾液や血液が、次の患者さんの口の中に出てしまうという恐ろしいことが起きています。これでは院内感染の原因になってしまいます。もちろん当院では、患者さんごとにすべてを交換し、ドイツ製の最新鋭の機械によって、徹底的な滅菌をしています。ここにも“患者数”の問題が横たわっています」
ドイツ、シロナ社の最新鋭のシステムを導入。最高レベルの清潔性を確保。
———保険診療と保険外診療は、何が違うのでしょうか?
「日本には国民皆保険という素晴らしい制度があります。しかし保険治療では、治療の方法、使う材料、治療の進め方などが、厚生労働省によって、細かく決められています。ですからお金に余裕のある人が、もっといい治療を受けたいと願っても、保険治療の範囲では、そういったことができないのです。例えば被せものや詰め物は銀歯が当たり前になっていますが、これは銀歯しか保険で認められていないからなのです。その結果、銀歯には有害物質が含まれているにもかかわらず、こんなに銀歯ばかり口の中に入っている国民は、世界的にみても日本人だけです。
また保険治療は必要最低限のことしかできませんので、一度治療しても、虫歯が再発することが多い。虫歯→詰め物→虫歯再発→かぶせ物→虫歯再発→神経をとる→もろくなって歯が割れる→抜歯→残った歯を削ってブリッジ→虫歯再発→部分入れ歯→総入れ歯、という負のサイクルから抜け出すことができません。当院は保険外治療=自由診療を採用しておりますので、高レベルの治療を施すことができるのです。
それでは、保険治療と無保険治療を組み合わせればいいじゃないかとおっしゃる方がいそうですが、それは禁止されています。」
オペ中の根深先生。最新鋭の技術を駆使できるのは、自由診療ならでは。