THUNDER WEAR

雨の日の装い

June 2020

近年、大型台風やゲリラ豪雨など、過酷な大雨や暴風が増えている。

これらの悪天候に対して、しっかり準備をしておこう。

 

 

text christian barker

 

 

 

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年)でマッキントッシュ・スタイルのコートを着用するトム・ハンクス。

 

 

 

 映画『ズーランダー』(2001年)での不滅のキャラクター、デレク・ズーランダーは、「水は湿り気の本質であり、湿り気は美の本質である」と言った。この言葉は、モルディブの紺碧の海に潜ったり、ジャマイカの滝の下で泳いだりするときには確かに当てはまる。しかし、近年頻繁に見られるように、1日で1カ月分の降雨量となるような豪雨にさらされると、湿り気は人々に醜さをももたらす。

 

 それでも人は1歩も家から出ずに生活することは難しいから、嵐の中でも出かけなければならないことがある。幸いなことに今日では、悪天候から身を守るためのアイテムをクリックで手に入れることができる。大洪水に直面する前に、きちんとした用意をしておきたいものだ。

 

 まず必要となるアイテムは、首から膝までを保護する、暖かく耐水性の高いコートだ。250年以上にわたってウェットウェザーギアを手がけるスコットランドのマッキントッシュ社は、その名がレインコートの代名詞となっている。

 

 これは、クリネックスがティッシュ、チャップスティックがリップバームの同義語となっているのと同じだ。特にスマートなものとして、ロロ・ピアーナの革新的な防水生地“ストームシステム® ”のブラウン・チェックのツイードを使ったマッキントッシュのコートをチェックしてほしい。より落ち着いた雰囲気が好みなら、同じ生地のネイビーを選ぶのもいいだろう。

 

 

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