A Gentleman in Blue: The Japan-Exclusive Bentayga by Mulliner

日本限定10台、紳士にこそ似合う、特別なベンテイガ

March 2026

英国の至宝、ベントレーが誇るビスポーク部門「マリナー」から、日本市場限定の特別な一台、「ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー コレクション バイ マリナー」が登場した。

 

 

text kentaro matsuo

 

 

 

 

 ベントレーが日本市場のためだけに仕立てた「ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー コレクション バイ マリナー」が登場した。

 

 “マリナー”とは、ベントレーのビスポーク部門で、顧客の嗜好に合わせて細部まで作り込む、いわばオートクチュールを担う存在である。このクルマはいわば吊るしではなく、仕立ての良いオーダーメイド・スーツのような特別な一台だ。

 

 ベースとなるのはベントレーの最高級SUV、ベンテイガである。ただし、本来のスポーティネスを前面に出したキャラクターとは一線を画し、この特別仕様車のコンセプトは“日常に寄り添い、所有者の内なる優雅さをそっと引き立てる”というものだ。

 

 

 

 

 名称の“サムシング ブルー”は、欧米の結婚式における幸運のお守り「サムシング フォー」に由来する。ウエディングには何か新しいもの、古いもの、借りたもの、そして青いものを身につけるとよいとされている。その「青」には、持ち主を守り、静かに自信を与える力があるという。この限定車の世界観を鮮やかに象徴している。

 

 

 

 

 外装はメタリックホワイトの「Ice」で統一され、ブレーキキャリパーも同色でまとめた端正な仕立てである。インテリアは「リネン」と「グラヴィティグレー」を基調に、淡いブルーのアクセントを散らした清澄な空間が広がる。助手席側のインストルメントパネルには、花言葉が「変わらぬ愛」であるブルーベル(ツリガネズイセン)をモチーフにしたマリナー専用の装飾が施され、特別感を一段と高めている。

 

 パワートレインは4.0リッターV8ツインターボで、最高出力550PS、最大トルク770Nmを発揮する。0–100km/h加速は4.5秒と、このクラスのラグジュアリーSUVとして申し分のない実力を備えている。

 

 

 

 

 ターゲットは女性とされているが、むしろ男性にもよく似合うと感じた。たとえば銀髪の紳士がさりげなく乗りこなせば、実に上品で絵になるだろう。気分はまさに、サヴィル・ロウを往くジェントルマンである。

 

 日本での販売台数はわずか10台。希少性と象徴性、そしてマリナーらしい仕立ての妙が凝縮された、極めてコレクタブルな一台だ。

 

 

 

 

Bentayga Something Blue Collection by Mulliner

全長×全幅×全高:5,140×1,995×1,742 mm

エンジン:エンジン:4.0リッター V型8気筒 ツインターボ

最高出力:550 PS 最大トルク:770 Nm

限定台数:日本限定 10台

0–100km/h 加速:4.5秒

¥34,000,000〜 Bentley