ROLEX AND MOTOR SPORT
卓越性の追求でつながるロレックスとモータースポーツ
October 2023
去る9月22日〜24日、今年も鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが開催された。この世界最高峰のモーターレースイベントをサポートしているのがロレックスだ。ロレックスとモータースポーツの深いつながりを紐解く。
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2023年F1世界選手権の開幕戦となった第1戦バーレーンGPのスタート。© Rolex/James Moy
世界最高のドライバーと世界最速のマシンが世界各地のサーキットを巡るF1は、まさに世界最高峰のモータースポーツだ。そこにはスピードというひとつの目的のために、あらゆる最先端のテクノロジーを注ぎ込み、限界まで追求する人間たちの物語がある。このモータースポーツの頂点の進化を促進するべく、2013年よりグローバルパートナーおよびオフィシャルタイムピースを務めるのが、スイスの腕時計ブランド、ロレックスである。ロレックスは長い歴史において、常に卓越性と革新を追求してきた。その先見的なスピリットが、F1と共鳴するのだ。
2023年のバーレーンGPのパドックにあるロレックスのクロック。© Rolex/James Moy
そもそもロレックスとモータースポーツとの関係は、モータースポーツが急速に進化を遂げてスピードを追求するようになった1930年代にまで遡る。サー・マルコム・キャンベルが、9回の地上速度の世界記録を打ち立てた時代である。彼は1935年に、アメリカのボンネビル・ソルトフラッツで、レーシングカー「ブルーバード」に乗り、時速300マイル(約483km)の壁を破ってみせた。その高速走行時に、ロレックスを着用していたのだ。こうして、モータースポーツ界における初のロレックス テスティモニーになった彼は、地上最速記録樹立の中心地であり「スピード発祥の地」として知られるフロリダ州のデイトナビーチで、多くの走行を行った。
上:1930年代に速度記録を樹立したことで知られるサー・マルコム・キャンベル。© Rolex
下:1935年、速度記録に挑むブルーバード。© Rolex/BettmannCorbis
デイトナビーチには、1959年にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイがオープンしているが、ロレックスはオープン当時からパートナーシップを結んでおり、その数年後には、ロレックスが製造していたレーシングドライバーのためのクロノグラフのダイヤルに「デイトナ」の名を加えた。そう、それが現在にまで脈々と続く傑作「コスモグラフ デイトナ」である。
1955年、デイトナ・ビーチでのレースの様子。© Rolex/©ISC Archives via Getty Images
以来、ロレックスはモータースポーツ界を代表するサポーターとして、さまざまな伝説的レースや世界的な選手権とのパートナーシップを築いてゆく。例えば耐久レース。先述のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されている、ロレックス デイトナ24時間レースは、1992年よりタイトルスポンサーおよびオフィシャルタイムピースを務める。また世界最古のスポーツカー耐久レースとして知られ、今年開催100周年を迎えたフランスのル・マン24時間レースは、2001年よりオフィシャルタイムピースを務めている。さらにフロリダで毎年開催されているセブリング12時間レースのオフィシャルタイムピースでもあり、非公式に知られる「耐久レース三冠」すべてをサポートしている。これら耐久レースとの長年の関わりから、2016年にはFIA世界耐久選手権(WEC)のオフィシャルタイムピースも務めるようになったのだ。
2023年、初開催から100周年を迎えたル・マン24時間レース。© Rolex/Stephan Cooper
ロレックスはスピードを競うレースだけでなく、美しさと現代の技術に与えた影響を讃えるべく、クラシックカーの祭典もサポートしている。1950年に最先端のモデルを披露する場としてスタートしたペブルビーチ・コンクール デレガンス®︎は、今では毎年魅力的なヴィンテージカーが集う場となっているが、ロレックスは1997年よりオフィシャルタイムピースを務める。またこのイベントの一部であるペブルビーチ・トゥール デレガンス®プレゼンテッド・バイ・ロレックスでもオフィシャルタイムピースを務め、2007年からはプレゼンティングパートナーとなっている。さらに、モータースポーツの黄金期の装いや雰囲気で知られるイギリスのクラシックカー・ミーティング、グッドウッド・リバイバルでも2004年よりパートナーシップを結んでいる。
2021年のグッドウッド・リバイバルで、60年代前半のクラシックGTを対象とした「スターリング・モス・メモリアル・トロフィー」の練習風景。© Rolex/Guillaume Mégevand
モータースポーツへのサポートは、レースやイベントだけにとどまらない。ロレックスは、卓越性への熱い思いをもつアスリートやアーティストを「テスティモニー」として称えサポートしているが、1968年にサー・ジャッキー・スチュワートをロレックス テスティモニーとして迎え入れた。現在は彼を含め、ル・マン24時間レースで歴代最多となる9回の優勝を飾ったトム・クリステンセン、2015年FIA世界耐久選手権を制したマーク・ウェバー、2009年にF1ワールドチャンピオンに輝いたジェンソン・バトン、女性のみが参戦するWシリーズで3勝を挙げているジェイミー・チャドウィックの、5名のドライバーがロレックス テスティモニーである。
上:ロレックス テスティモニーの4人のドライバー。左から、マーク・ウェバー、サー・ジャッキー・スチュワート、トム・クリステンセン、ジェンソン・バトン。© Rolex/James Moy
下:ロレックス テスティモニーのジェイミー・チャドウィック。© Rolex/James Moy
卓越性と革新を追求し続け、長きにわたり歩みをともにしてきたロレックスとモータースポーツ。近年は環境問題への取り組みから、エネルギー効率の追求という新たなビジョンも共有している。両者の深い絆は揺るぎない。
ロレックスとモータースポーツの詳細については、下記URLにて。
www.rolex.com/ja/rolex-and-sports/motor-sport
日本ロレックス
TEL.0120-929-570