OMEGA: MY CHOICE - ROBERT SPANGLE

オメガ-私の選択 Vol.7
ロバート・スパングル

September 2019

 

「われわれのミッションは6か月延長され、砂漠の広がるアフガニスタンに連れて行かれました。私の兵役が終了し、帰国することになる1ヶ月前に、チームは解散し、私の仲間たちも次々に隊を離れ、バラバラになりました。

 

 私はチームや親しんでいたギアを失って、自由過ぎる環境のなかで、かえって孤独を感じパニックになりました。キャンプ・レジューヌに最後のお別れをしてからほどなく、ノースカロライナ州シャーロッツビルで、美しい時計が私の目を引きました。

 

 ドーム型ガラス、ブルーのフェイス、真っ白な数字、構築的なラグ、すべてが美しいものでした。それは私が過去4年以上にわたって夢見てきた「明日」そのもののように見えました。私はこんな繊細なものが私の興味を引く理由がわかりませんでしたが、それがオメガ シーマスターだと聞いて、ハグナー大尉の言ったことを思い出し、とにかくいろいろと調べてみることにしたのです」

 

———あなたにとってこの時計の特別なところはどこですか?

 

「私の1966年製ヴィンテージ オメガ シーマスター 600は、ラギッド&エレガンスというものを表す理想の存在です。2つの要素はお互いにケンカするのではなく、お互いをともに引き立てあっています」

 

 

——ここ最近のあなたのスタイル感覚を、どのように表現しますか?

 

「コマンドーシック?空軍ソフト仕立て?私は常に、着る人のライフスタイルや価値観を反映するスタイルを評価してきました。ですから私もそうありたいですね。サヴィル・ロウ、軍隊時代のミリタリーウェア、旅の経験、私の人生のなかで培われてきたさまざまなものを反映するスタイルです」

 

——バズ・オルドリンにひとつ質問があれば、それは何でしょうか?

 

「人類の次の飛躍はどうあるべきか?」

 

 

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