OMEGA: MY CHOICE - ROBERT SPANGLE

オメガ-私の選択 Vol.7
ロバート・スパングル

Tuesday, September 17th, 2019

勇敢な元・海兵隊員であり、現在メンズウェアの

ストリート・フォトグラファーであるロバート・スパングルが、オメガとの物語を語る。

オメガと彼との間には、大きな親和性があるという。

 

 

text ryan thompson  photography  jack platner

 

 

 元・海兵隊員で、サヴィル・ロウの見習いであり、今では最も尊敬されるストリート・フォトグラファーのひとりとなったロバート・スパングルは、間違いなくメンズ・ファッション界の重鎮といえる。彼が運営するホームページ「Thousand Yard Style」は、世界を横断する彼の旅と、その途中で出会ったお洒落な男性を紹介し、多くの人々にインスピレーションを与えている。彼は冒険心に溢れ、彼は時代を超越したスタイルと時計への知識を持っている。彼のオメガの物語は控えめに言っても、実にユニークなものだ・・

 

———あなたとオメガのストーリーを教えて下さい。

 

「2010年、海兵隊にいた私は、船上での作戦の途中で、第3小隊・第2武装偵察隊というチームの二等兵でした。そして、周りの連中は、私のことをモノ・オタクだと思っていました。そこで私は、自分の部隊が使うギアをまとめるよう命令されました。現場で使われている機器のスペックを調査し、新しい機器を探すのです。そしてチームのダイバーの多くは、彼らが命をあずけることになる、現在の時計に不満を抱いていたのです。そこで私はどの時計がいいのか、そしてその理由を尋ねました。私たちの部隊の百戦錬磨の司令官であるハグナー大尉は、すぐに私に自分の時計を手渡しました。それは私が見慣れている不格好なダイバーズ・ウォッチと同じ性能でしたが、シルエットはずっとスリムでエレガントでした。3回の従軍でついた傷やへこみと、鮮やかなブルーの文字盤との対比が印象的でした。彼は誇りを持って“私のオメガシーマスターは一度も修理に出したことがないんだ”といいました」

 

「われわれのミッションは6か月延長され、砂漠の広がるアフガニスタンに連れて行かれました。私の兵役が終了し、帰国することになる1ヶ月前に、チームは解散し、私の仲間たちも次々に隊を離れ、バラバラになりました。私はチームや親しんでいたギアを失って、自由過ぎる環境のなかで、かえって孤独を感じパニックになりました。キャンプ・レジューヌに最後のお別れをしてからほどなく、ノースカロライナ州シャーロッツビルで、美しい時計が私の目を引きました。ドーム型ガラス、ブルーのフェイス、真っ白な数字、構築的なラグ、すべてが美しいものでした。それは私が過去4年以上にわたって夢見てきた「明日」そのもののように見えました。私はこんな繊細なものが私の興味を引く理由がわかりませんでしたが、それがオメガ シーマスターだと聞いて、ハグナー大尉の言ったことを思い出し、とにかくいろいろと調べてみることにしたのです」

 

———あなたにとってこの時計の特別なところはどこですか?

 

「私の1966年製ヴィンテージ オメガ シーマスター 600は、ラギッド&エレガンスというものを表す理想の存在です。2つの要素はお互いにケンカするのではなく、お互いをともに引き立てあっています」

 

 

——ここ最近のあなたのスタイル感覚を、どのように表現しますか?

 

「コマンドーシック?空軍ソフト仕立て?私は常に、着る人のライフスタイルや価値観を反映するスタイルを評価してきました。ですから私もそうありたいですね。サヴィル・ロウ、軍隊時代のミリタリーウェア、旅の経験、私の人生のなかで培われてきたさまざまなものを反映するスタイルです」

 

——バズ・オルドリンにひとつ質問があれば、それは何でしょうか?

 

「人類の次の飛躍はどうあるべきか?」

 

——月世界ではどんな服を着たいですか?

 

「バルバネーラのカウボーイブーツに、エロルソン・ヒューがデザインしたスペーススーツ、7プライ・カシミアのドレイクスのカーディガン、オックスフォード地のボタンダウン・シャツ、ヴィンテージのリーバイス501、そしてオメガスピードマスター。快適で完璧です」

 

——THE RAKEとはあなたにとってどんな意味ですか?

 

「“スタイルとは、人生におけるスピリチュアルな旅の結果である”という事実を表す言葉だと思います。人生の結果の結果、なのです」

 

 

——もし無人島に3つだけアイテムを持っていくとしたら?

 

「ランドールのナイフ、愛用のエステーデュポンのライター、そして美人のローカルガイド」

 

——あなたにとって最もセンチメンタルな価値があるアイテムは?

 

「私が海兵隊にいたとき、私のチーム全員が着用していたベースボールキャップです。それは私たちの部隊のオリジナルであり、私が最初にデザインしたものだったのです」

 

——もし歴史上の誰かを殴れるとすれば?

 

「クイーンズベリー公」

(ボクシング・ルールの考案者)

 

 

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