オメガ – 私の選択 Vol.8
ファビオ・アッタナシオ

Sunday, October 6th, 2019

“ザ・ビスポーク・デュードス”は有名なファッション・ブログであり、

同名のアイウェア・ブランドもリリースしている。プロデューサーのファビオ・アッタナシオ氏は、

トレンドに対する鋭い感覚と先見の明で知られている。

彼にとってなぜオメガは常にインスピレーションの源となってきたのか、その理由を語る。

 

text benedict browne

 

 

 ファビオ・アッタナシオのメンズウェアに対する洞察と著述の才能は、彼の生まれ故郷であり、イタリア最古の仕立ての中心地、ナポリで花開いた。ミラノやブエノスアイレスで紳士服のエリートたちと親しく付き合うことで、彼のクリエイティヴィティに火がついたのだ。ユニークなアイウェア・ブランドを創業し、絶えず進化を続けるクラシック・スタイルを提案してきた彼は、オメガにとっても理想的なイメージリーダーである。

 

——オメガとの最初の思い出は何ですか?

 

「私の祖父が、後にシーマスターの原型となった、1958年式のオメガを、毎朝手で巻き上げていたことです。それは彼の毎日の儀式のようなものでした。外出する前にひげを剃って、ネクタイを結ぶような・・。私は今日、その時計を持ち続けていることを、非常に誇りに思っています。そしていずれその時計を、私の子供たちに譲るつもりです」

 

——現在着用している時計の特別なところは何ですか? また、それを受け取ったとき、世界のどこにいましたか?

 

「私のコレクションにあるヴィンテージのオメガの時計の中でも、スピードマスターウォーリーシラー、2017 Ref 311.32.40.30.01.001、別名“宇宙へ行った最初のオメガ”が大好きです。ミラノのブティックで手に入れた日を今でも覚えています。私は仕事で個人的な成果を上げたところで、長い間欲しかった時計を私自身への“ご褒美”として購入したのです。買うときにはいわゆる典型的な“ムーンウォッチ”にしようかどうか悩みました。しかし小さな直径のケース、アルファ針、白いステッチが施されたヴィンテージスタイルのレザーストラップなどはとても美しく見えました。それは私の手首のためにオーダーメイドされたように感じました」

 

——バズ・オルドリンにひとつ質問があれば、それは何でしょうか?

 

「あなたの宇宙服はビスポークだったのですか?」

 

——あなたは自分のファッション・センスをどのように表現しますか?

 

「国際的なアプローチを取り入れたクラシック」

 

——もし時間を遡れるなら、どの時代のファッションを見てみたいですか?

 

「1950年代または60年代に疑いの余地はありません。車、時計、仕立て服などは、デザイン、そして時代を超えた美という点で、この時代にピークに達しました」

 

——月世界にひとつだけ洋服を持っていけるとすれば、何にしますか?

 

「ビスポークで作った宇宙服。手首には私の“宇宙へ行った最初のオメガ”を着けるでしょう」

 

 

——芸術、歌、映画、本などのすばらしい作品のひとつを、もし自分が作ったことにできるなら何にしますか?

 

「本:ロベルト・サヴィアーノの『死都ゴモラ』。映画:ファン・ホセ・カンパネッラ監督の『シークレット・アイズ』または–マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督の『輝ける青春』ですね」

 

——月旅行へ誰かひとり連れて行くとすれば、誰がいいですか?

 

「もちろんバズ・オルドリン。彼は宇宙船の操縦方法を教えてくれるでしょう」

 

——レイキッシュ・マンに不可欠なものは?

 

「“信頼”です」

 

——“THE RAKE”とはあなたにとって、どんな意味を持ちますか?

 

「男のエレガントかつ古臭い世界に対する、挑戦的なアプローチ」

 

オメガスピードマスタームーンウォッチの旅に出かけるには、こちらのコレクションをご覧ください。