Mazzi Fine Art × Poltorona Frau Tokyo Aoyama: Mazzi Francesco Interview

24Kゴールドを使用した
話題のアート作品が東京で展示

November 2021

 アルマーニのエグゼクティブ・シェフから華麗に転身し、日本とイタリアを拠点に活動するアーティスト、マッツィ・フランチェスコ氏。24Kゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、大理石、アンティークウッドなど、希少素材を大胆に用いた独創的な作品の数々が、斬新なアートとして一躍脚光を浴びていることは、弊誌ISSUE42でもご紹介した通りだ。(記事はこちら

 

 彼は今年6月に大阪にギャラリーを立ち上げたが、今秋、東京での作品展示を行っている。その会場、イタリア高級家具で知られるポルトローナ・フラウ東京青山にて、フランチェスコ氏にインタビューした。

 

 

 

Mazzi Francesco

マッツィ・フランチェスコ

1977年、イタリア・リグーリア州生まれ。来日後、エグゼクティブ・シェフとして活躍。2020年2月に、妻の三枝真綺氏とともに自身のアート作品を扱うアートカンパニー「MAZZIFINE ART(マッツィ ファイン アート)」を設立。2021年6月にはアトリエ、オフィス、住居を兼ねたギャラリーを大阪に新設。現在は日本とイタリアを行き来しながら制作活動を行っている。背景の作品は左から、『Pelle di Sole(太陽の肌)』、『I Frutti del Sole(太陽の果実)』。(ISSUE42掲載の記事はこちら

 

 

 

————今回、ポルトローナ・フラウ東京青山にて展示を行うことになったきっかけを教えてください。

 

 洗練された名門家具メーカーであるポルトローナ・フラウは、ブランドと調和し、イタリアの豪華でエレガントなデザインと美しさへの情熱をともに伝えることができるアーティストを探していました。

 

 MAZZI FINE ARTは、2020年にスタートした若い会社。そこで成長を豊かにすることができる有能なパートナーを探していました。

 

 両者のブランドが、意思疎通のように一致したのです。

 

 

展示会場となったポルトローナ・フラウ東京青山は、洗練されたイタリアの家具・インテリアメーカーであり、エレガントでラグジュアリーな雰囲気。MAZZI FINE ARTの作品が空間に溶け込むようにマッチしている。中央に配された横長の作品は、『Amore di Papaveri(ポピーの愛)』。

 

 

 

————今回の展示の見どころを教えてください。

 

 MAZZI FINE ARTの若い芸術的な旅の要約といえます。

 

 今回の展示のために、なんとか17作品をまとめることができましたが、その約半分は既に売約済みの作品であり、それぞれのオーナーのご好意により提供していただきました。

 

 

日本とイタリアを行き来しながら制作活動を行なっているマッツィ・フランチェスコ氏。背景の作品は左から、『La Cascata di Luce(光の滝)』、『Pelle di Drago(ドラゴンスキン「龍神」)』。

 

 

 

————ポルトローナ・フラウの家具やインテリアとともに、作品が空間になじむよう展示されています。展示する作品はどのように決めたのでしょうか。

 

 私たちは常に作品が置かれる空間との“トータルアート”を意識しています。

 

 作品は、家具の空間を洗練するように配置され、イタリアンスタイルをさらに豊かにし、特徴づけるように設計されています。

 

 

フランチェスコ氏が得意とするのは木や花といった植物や、神話など。東洋・西洋に共通するモチーフのため、和洋問わずインテリアにマッチする。中央の作品は『L’Albero delle Streghe(魔女の木)』。

 

 

 

————今回はインテリアブランドとのコラボレーションになりますが、創作活動においてインテリアとのトータルアートについて意識されていることはありますか。

 

 クリエイティブなプロセスでは、必ず原則があります。限られたパレットとキャンバスに配される希少な高級素材を慎重に使うことです。

 

 これらのふたつの美的能力の価値が、調和してフレームに収束します。

 

 どの作品においても、希少性の高い優れた素材を使用していることが大きな特徴です。

 

 コンセプトは、周囲の家具・インテリアに合わせてエレガントな注目を集める強力なオブジェクトを生み出すことです。

 

 

MAZZI FINE ARTの作品は、24Kゴールドや大理石などを用いているため、自然光や照明による光で見え方・印象が大きく変化することも魅力のひとつ。背景の作品は左から、『Bellezza nella Tempesta(嵐の中の美しさ)』、『La Forma della Bellezza(美の形)』。

 

 

 

————大阪のギャラリーは純日本家屋ですが、ポルトローナ・フラウはイタリアのインテリアブランドです。MAZZI FINE ARTが和洋問わずマッチするのはどのような点にあるとお考えでしょうか。

 

「MAZZI FINE ART」のアートデザインは、具体的でシンプルな象徴性を特徴としており、東洋と西洋の思想を融合させることができる、芸術における数量詞のような存在です。

 

 代表作に登場する、木や滝、ドラゴンの皮などのデザインに取り入れるモチーフは、東洋と西洋の両方の環境と明確に相関する美学要素です。

 

 卓越したコミュニケーション方法を知っているミニマリストの痕跡である「MAZZI FINE ART」は、素材をコントロールすることによって、東洋と西洋の文化の哲学を再解釈し、形創ります。

 

 

新進気鋭のアーティストでありながら、その人柄は気さくで社交的。決して驕らない純粋さが作品にも現れているのかもしれない。作品にはシェフという経歴ならではの繊細な表現も垣間見れる。背景の作品は左から、『Piccoli Gioielli di Mare(小さな海の宝石)』、『Gioielli di Mare(海の宝石)』。

 

 

 

————最後に、今後の創作活動や出展予定などについて教えてください。

 

 現時点では詳細をお伝えすることはできませんが、2022年を「MAZZI FINE ART」にとって最高の年にするために、いくつかのエキサイティングなプロジェクトを計画し、動き出しています。

 

 楽しみにしていてください。

 

 

展示作品のなかから、特別な4作品を紹介。まずはベッドルームのショールームに配された3作品。左から、『Onda d’Amore(愛の波)』、『Amore di Pigna(愛の松)』、『I Colori della Bellezza(美しさの色)』。

 

 

Onda d’Amore(愛の波)』

シーンを支配する前景の大きな波は北斎からのインスピレーションで、男性的象徴の活力。作品の真の主人公は富士山の上に位置する赤い蝶で、女性を表している。まるで太陽を表すかのように、金色の背景が放射光を注入し、熱とダイナミズムを伝達。愛の行為のエクスタシーを証明している。61×46×6.3cmのキャンパスに、油絵、純金、純銀、石膏、構造用ペースト。フレームは、外側にひび割れや樹皮の質感が見られる日本の天然マグノリア材。仕上げはイタリアからの最高の職人の塗料と樹脂で仕上げられ、色は真鍮にスモークパティナ。フレームバンドは約10cm。フレームサイズは約81×66cm。価格は要問い合わせ。Mazzi Fine Art(マッツィ ファイン アート Tel.090-4464-0397)

 

 

 

Amore di Pigna(愛の松)』

1匹のリスがダイヤモンドをちりばめた松ぼっくりを持参し、ティアラをかぶったもう1匹のリスに愛を誓いに行く物語。記念日をお祝いしたいカップルへ、真実の愛に捧げる作品となっている。100×50×4cmのキャンパスに、油彩、22K/23K/24K、プラチナ、構造ペースト。フレームは檜、仕上げはイタリアからの最高の職人の塗料と樹脂で仕上げられ、色はホワイトスティルにブラックスモーク。フレームバンドは約6.5cm。フレームサイズは約113x63cm。価格は要問い合わせ。 Mazzi Fine Art(マッツィ ファイン アート Tel.090-4464-0397)

 

 

 

I Colori della Bellezza(美しさの色)』

開花途中の2本の桜の枝はカップルを表し、その周りを「青」「緑」「赤」「紫」「銀」の5つの蝶が飛び交う、女性的で優雅な作品。5つの蝶は、「幸福」「再生」「情熱」「悟り」「真実」を意味する。61×45.5×6.3cmのキャンパスに、油彩、純金、プラチナ、石膏、構造ペースト。フレームは外面に典型的なひび割れや木の皮が見られる日本産天然マグノリア材。仕上げはイタリアからの最高の職人の塗料と樹脂で仕上げられ、色は真鍮とブラウンのスモークパティナ。フレームバンドは約10cm。フレームサイズは約82x67cm。価格は要問い合わせ。 Mazzi Fine Art(マッツィ ファイン アート Tel.090-4464-0397)

 

 

 

残り1作品は、リビング空間に配された右の作品『I Frutti del Sole(太陽の果実)』。

 

 

I Frutti del Sole(太陽の果実)』

立つ位置、また光の種類や強弱によって虹の金色が輝く作品。熟したオリーブを積んだ枝が富と進化を象徴し、繁栄と太陽との絆を表している。72×40×6.3cmのキャンパスに、油絵、純金、純銀、石膏、素材/構造用ペースト。「姫の木」とも呼ばれる縁起の良い桐の木で作られたオリジナルフレーム。仕上げはイタリアからの最高の職人の塗料と樹脂で仕上げられ、色はブロンズ、タバコ、銅、のコンビネーションとスモーク。すべて手作業で行われた岩を思わせるレリーフ。フレームバンドは約8cm。フレームサイズは約88x56cm。価格は要問い合わせ。 Mazzi Fine Art(マッツィ ファイン アート Tel.090-4464-0397)

 

 

 

ポルトローナ・フラウ東京青山

東京都港区南青山5-2-13

TEL.03-3400-4321

展示期間:1130日(火)まで

 

MAZZI FINE ART

TEL.090-4464-0397

www.mazzifineart.com