ドーメルの没入体験型ショールームがパリにオープン

 

 

 

　ドーメルは創業180周年を迎えた2022年12月、パリ1区サントノレ通り398番地に新しいショールームをオープンした。

 

　5代目ドミニク・ドーメル氏の息子で、6代目を担う若きヴィクター・ドーメル氏が2021年に加わってから、ドーメルはその勢いをますます増している。

 

　昨年の来日時にドーメル親子にインタビューした際、「新しい時代に向け、若い世代のライフスタイルに合わせた生地を打ち出していくのもとても大切なこと」と、ヴィクター・ドーメル氏は話していた。

 

　最近のドーメルはスーパー160’sに相当する“15.7”の原毛を使用した「15.7 4プライ」や「15.7トニック」といった素晴らしい生地がビスポーク市場を席巻しているが、そのいっぽうで、クリンプのある南米産のパタゴニアウールを超強撚糸にしてトニックの風合いを再現した「トニックウール」、スーパー110‘sのウールにナノ撥水加工と防シワ加工を施したテクニカルウール「ミレニアル」など、革新的な生地も意欲的に投入している。

 

　パリの新ショールームは、そんなドーメルのイノベーションと今後力を入れていくというさまざまなブランドとのコラボレーションにフォーカスしながら、新時代のドーメルを象徴する場として機能していく予定だ。

 

 

パリの中心部に位置し、ドーメルのモダンな世界を感じられる、ユニークな没入体験型ショールームとなっている。

 

 

 

　さて、そのドーメルの日本におけるフラッグシップショップが「ドーメル青山」だ。

 

　同店で俄然注目したいのは、ドーメルの名作から新作生地まで、さまざまな生地でスーツ、ジャケット、アウターなどのオーダーができるメイド トゥ メジャーのサービス。ブルゾンやショートパンツといったアイテムも、人気の「15.7 4プライ」やブランドを象徴するモヘア混生地「トニック」など、ドーメルのあらゆる生地の中から選んでオーダーが可能となっている。

 

 

パリのビスポークシューメーカー「コルテ」とドーメルのコラボレーションによるスニーカーは、パリのショールームとドーメル青山店で入手可能。¥103,400

 

 

ドーメル青山店

東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館1F

TEL. 03-3470-0251

営業時間 12:00～20:00　定休日 水曜・日曜