ASTON MARTIN “DB11 Volante”

甦った究極のコンバーチブル・スポーツGT

October 2017

text chiharu honjo

 

 

 アストンマーティンが待望の「DB11 Volante(ヴォランテ)」を発表し、エレガンスを極めるアストンマーティン・コンバーチブルの歴史に新たな1ページを刻んだ。

 

 昨年好評を博したDB11のCoupe(クーペ)に続き、DB11 Volanteは、パフォーマンス、イノベーション、スタイルの面で新たな基準を打ち立て、アストンマーティン史上最も先進的な、オープントップ・スポーツGTの頂点を極めるクルマとして登場した。

 

 

 DB11 Volanteは、新型の4.0リッター・ツインターボV8エンジンを搭載しており、DB11 Coupeで初導入された、新たな接着工法によるアルミニウム構造をベースに、従来のモデルより軽く高剛性のボディを採用している。これにより、動力性能とハンドリングの向上によるスポーツ性の強化をしながら、デザインの洗練度、快適性、居住性を改善することができ、オールラウンドなグランドツアラーが完成した。

 

 その幅広い潜在能力は、3ステージのパワートレイン&シャシーモードを介して引き出すことで、路面状況、天候や気分に合わせて、エンジン・レスポンスやシャシーの特性を調整することが可能だ。さらに、ステアリング・ヒーターなどの快適装置により、年間を通してオープンエアを楽しむことができ、後席にはISOFIXのアタッチメントポイントも設置され、DB11 Volanteの使い勝手を広げている。

 

 

 シルエットは、DB11 Coupe譲りの鮮烈なワンピース・アルミボンネットが特徴的なルックスの他、カーリキュー(渦流)と呼ばれる革新的なエアロダイナミック機能を採用。シートバックに登場した2種類の新たなパネルデザイン、3つのカラーから選択できる美しいソフトトップ、大胆なC字型のグラフィックを描き出すスリムなテールライト、斬新なデザインの鍛造アロイホールなど、個性的が光るスマートで引き締まったフォルムが特徴となっている。

 

 

 スタイリングにおける最も重要な要素であるコンバーチブル・トップは、美しいファブリックトップと、吸音性・遮音性に優れた素材と融合させた新設計の8層ルーフ。どのような悪天候であっても、寛げる空間を保つことが可能だ。ソフトトップは、オープンに14秒、クローズに16秒しか要せず、50km/h以下であれば走行中でも開閉可能。ほぼフラットに折り畳まれることで、従来に比べトランク容量が20%も増え、積載性も向上した。

 

 豊富に用意されたインテリアのオプションで自在にカスタマイズでき、唯一無二の存在を創り上げる悦びも味わえるというから、今からオーダーして来春を心待ちにしたい。

 

ASTON MARTIN DB11 Volante

全長4,750mm、全幅1,950mm、全高1,300mm

エンジン:4.0リッター・ツインターボV8

最高出力:510PS/503bhp/375kW @6,000rpm

最大トルク:675Nm/513lbft @2,000~5,000rpm

最高速度:300km/h

価格:英国・15万9,900ポンド、ドイツ・9万9,000ユーロ、米国・21万6,49 5ドル

※日本では2018年の春からを納車予定

 

アストンマーティン ジャパン

TEL:03-5797-7281

HP:www.astonmartin.com