ALESSANDRO SQUARZI ON HOW FORTELA WILL
FORTIFY YOUR WARDROBE
アレッサンドロ・スクアルツィに聞く
フォルテラの着こなし方
December 2019
これを実行するために、彼はイタリアの仕立ての経験と、もうひとつのこだわりを結びつけた。
「私は日本の職人技が大好きです。彼らは自らの仕事に対して非常にこだわりを持ち、できる限り最高のものを作ろうとしています」
フォルテラのアイテムのいくつかは、彼が個人的に知っている日本の職人によって作られている。今シーズンのホワイト・デニムのジーンズは、非常に耐久性のある日本製セルビッチ・コットン・キャンバスをカットしたもので、アンティークの織機で織られている。“日出ずる国”はクオリティとテイストの象徴であるということは、世界中の最高のファッショニスタが知っていることだ。
「彼らのクラフツマンシップをフォルテラに取り入れたかったのです。日本のクラフツマンは最高の品質と配慮で作られた製品を、人々に提供する方法を知っているのです」と彼は述べた。
彼が各アイテムをどのようにデザインするかについて“こだわり”が大きな役割を果たしている。カラーとカルチャー、スタイルとクルマのモザイクであるアレッサンドロ自身のSNSのフィードのように、フォルテラはアレッサンドロが彼の人生で、好奇心のままに面白い思うものを追求するブランドだ。
例えば、今シーズンの“パリ風ハウンドトゥース・ウールコート”などは、パリの文化が縫い目を通して布地に染み込んでいるようだ。写真家ロベール・ドアノーによって撮影された、サンジェルマンのテラスにぶら下がっている、パリジャンのオーバーコートのようである。それらのイメージは、アレッサンドロ自身の経験、ジェットセッター的ライフスタイルから生み出されたものだ。