Thursday, August 29th, 2024

星付きシェフの中国料理「KOBAYASHI」が六本木に誕生

 東京・三田の「桃の木」でミシュラン創刊当初から星を獲得し続け、食通たちを魅了してきた料理人 小林武志氏が、自身の名を冠した中国料理「KOBAYASHI」を六本木にオープンした。

 神秘的なエントランスを抜けた先にある静謐な地下空間は、更なる高みを目指す小林シェフの新たな挑戦の場。“ULTRAK(ウルトラK)”と名付けられたライヴ・キッチンを備える全8席のカウンターでは、洗練されたおまかせコースをいただきながらボルドーやブルゴーニュのグラン・ヴァンなどソムリエ厳選のワインペアリングも堪能できる。干し貝柱と金華ハムの旨みがあふれる自家製XO醤と伊勢海老、蛤を合わせアヒージョ風に仕立てた「KOBAYASHI 特製XO醤 ULTRA style」や、黄金色に輝く最上級のスープ「頂湯(ディンタン)」、ミートスペシャリスト・沼本憲明氏とコラボレーションした牛肉を唐辛子や豆板醤、豆鼓の香りを引き出したソースで仕立てた「水煮牛肉(シュイジューニューロー)」など、香り豊かで身体に染みる味わいは美食家も唸るほど。目の前でシェフが軽快なトークとともに料理の仕上げを行うパフォーマンスも見どころだ。

 また、全5室からなる個室は、シェフのスペシャリテによるコース料理をゆったりと寛ぎながらいただけるプライベートな空間。部屋ごとに席数が異なるため、パートナーや仲間との会食、ビジネスなどさまざまなシーンで利用しやすい。新たなステージの幕が開けた小林シェフの、進化と深化がひとつとなった世界“シン・KOBAYASHI 中国料理”は、とどまることを知らない。

 

 

text: chiharu honjo