Wednesday, November 18th, 2020

SF90のオープンバージョン
「フェラーリ SF90 スパイダー」がデビュー

 フェラーリからSF90 ストラダーレのオープンバージョンである SF90スパイダーがデジタルイベントにて披露された。

 同モデルはフェラーリ初のプラグイン・ハイブリッドシステムを搭載。最高出力780cvを誇るV8ターボは、リアに1基、フロントに2基、合計3基の電気モーターで補強され、1000cvの最高出力を発する。

 走行の際はeマネッティーノに用意された4つのモード(eDrive、Hybrid、Performance、Qualify)からいずれかひとつを選べば、走行条件に合わせて車両が出力を調節するため、運転は驚くほど容易だ。また4WDシステムが加速性能を引き出す。

 またノイズを遮断して風雨から守り、高速走行中も変形せず、素晴らしい車内空間と快適性を提供する、フェラーリ初のリトラクタブル・ハードトップ(RHT)を装備。一般的システムでは150~200 リッターを必要とする格納スペースは100リッター、アルミニウム製構造で一般的なRHTより約40kg軽量で、走行中も稼働しわずか14秒で開閉する。

 さらにeSSCという車両のダイナミクス制御システムを採用し、フロントの電気モーター経由でイン側とアウト側のタイヤに個別にトルクが分配され、車両の安定性が制御される。そのため、コーナーを立ち上がる際のトラクションが大幅に向上し、限界域でのドライビングがいっそうシンプルで直感的になる。

 エアロダイナミクスの面では250 km/h で最大390 kg のダウンフォースを発生。特許を取得した革新的ソリューションも数多く駆使されており、特に車両のリアで走行条件に応じて働く可動システムのシャットオフ・ガーニーや、鍛造ホイールに施されたフェラーリ F1 マシンのブロウン・ジオメトリーを思わせるウィング形状などが特徴的だ。

 パフォーマンスとイノベーション、ドライビングの興奮において、スポーツカー界に衝撃を投げかけるモデルが誕生した。

 

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