Wednesday, November 30th, 2016

ビスポーク・シューズの真価を問う
靴愛好家のための秘蔵書

 最高級紳士靴の制作工程からその原点となる哲学まで、ビスポーク・シューズの第一人者である山口千尋氏のものづくりを徹底的に取材した『製靴書(せいかしょ)』が発売される。
 本書では、日本最高峰のシューメーカー「Guild of Crafts(ギルド オブ クラフツ)」の代表であるとともに、革靴の本場イギリスで「マスタークラフツメン」の資格を授与された山口千尋氏が、その哲学とともに革靴作りの一連の工程を紹介。工芸品ともいえる革靴は、どのような工程で生み出されるのか、靴愛好家にとって非常に興味深い内容になっている。さらに、革靴職人ならではのメンテナンス法、革靴の近代史や分類なども収録しており、ビスポーク・シューズについて知りたい内容を網羅した決定版だ。
 紳士靴の愛好家のみならず、ものづくりにかかわるすべての人に読んでほしい究極の一冊といえよう。

山口千尋(やまぐち・ちひろ)
1987年に渡英し、靴学校コードウェイ ナーズカレッジへ入学。シューズパターン1級資格を取得、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アカデミー賞を受賞。1991年に日本人として初めて、ギルド・オブ・マスタークラフツメンの資格を授与され話題に。ドクターマーチン等のデザインを担当するかたわら、1996年にギルドを設立。

製靴書-ビスポーク・シューメイキング
サイズ:B5判 ソフトカバー
ページ数:224ページ
価格:¥3,500
発売日:2016年12月8日
出版社:誠文堂新光社(TEL:03-5805-7761)