Monday, February 15th, 2016

カルティエ現代美術財団
DAIDO MORIYAMAの写真展を特別開催

 アーティストに自由な創造の場を提供することで国際的に高い評価を受け、世界中のメディアから注目される「カルティエ現代美術財団」。その財団にて、日本の著名な写真家、森山大道の写真展「DAIDO TOKYO」が開催中だ。
 今回の特別写真展は、多数のカラー写真を展示し、過去20年間の森山の写真家活動の中であまり知られていないスポットに光を当てている。特に注目すべきは、この写真展のためにカルティエ財団が依頼した新作で「犬と網タイツ」と名付けられたモノクロ写真の作品群。没入型多面ディスプレイを使用したスライドショーで上映されている。ビルの外壁や人気のない路地など未だ注目されたことのない都会の片隅を探索し、9カ月以上かけて東京、香港、台北、アルル、ヒューストン、ロサンゼルスの街を撮影。都会で起きる人々と事物の複雑な交流を表現し、来場者を現代都市の喧騒へ引き込むとともに、忙しない都会の日常生活を切り取って見せてくれる。
 このまたとない機会に、パリを訪れてアートの世界を心ゆくまで堪能してはいかがだろう。

カルティエ現代美術財団
所在地:261,boulevard Raspail 75014 Paris
TEL:33・(0)1・42・18・56・50
HP:http://fondation.cartier.com
DAIDO TOKYO開催期間:2016年2月6日~6月5日