HAWAII: THE JEWEL OF THE PACIFIC

ワイキキの中心で味わい尽くす1フロア1部屋の贅沢
<エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ>

May 2022

究極のラグジュアリーさと、日本のオーナーならではのきめこまやかなサービス──。
その両方を併せ持ち、さらにはワイキキビーチを一望するホテルへ、いざ。
text aya hasegawa

客室はハワイを象徴する青(海)、緑(自然)、ピンク(サンゴ)のいずれかの色でコーディネイトされており、ダイニングテーブルにも各色の希少な大理石が使用されている。エレベーターを降りた瞬間から広がる、それぞれの色の世界観にどっぷりと身を委ねたい。

 ワイキキビーチのメインストリート、カラカウア通りに、2019年9月、「エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ」は誕生した。「エスパシオ」は、絶対的価値のある滞在を目指してスタートした、日本企業が手がけるホテルブランドだ。ブランド1号店であり、フラッグシップホテルとなる同ホテルの名前には、星の数ほどの宿泊施設があるワイキキで、宝石のように輝き、人々を魅了したいという思いが込められている。

 楚々としたエントランスからは、一見、そこがホテルとはわからないかもしれない。しかし、このシチュエーションが秘密の空間に入っていくような高揚感をもたらしてくれるのだ。ホテルの内装には「AZUL MACAUBAS」と呼ばれる、艶やかなブルーが特徴的な希少な大理石がふんだんに使用されていて、訪れる者は、瞬く間に、ブルーに輝くハワイの海に抱かれるような感覚に包まれる。

客室のラナイにはジャグジーが備えられている。

 フロントは3階にあり、客室はわずか9室。5階から13階に、1フロアに1室ずつ、200平方メートルを超える客室を設けるという、究極の贅沢を実現した。カラカウア通り、つまり、ビーチに面した広々としたリビング、プライベートジャグジーを備えたラナイ(テラス)、3つのベッドルーム、さらにはフルキッチンや全自動洗濯機も備える。客室にはサウナもある。ワイキキの海を眺めながら“ととのう”ことができる環境は希少だ。

ビーチに面したマスターベッドルームのベッドは、非日常感溢れる天蓋付き。

 インテリアや調度品は、同ホテルがコンセプトに掲げる「ラグジュアリーのその先へ(BEYOND THE LUXURY)」を雄弁に体現している。イタリアから取り寄せた大理石張りの床、透かし細工の見事さに目をみはるモロッカンランプ──。カーペットは客室の雰囲気に合わせ、オーダーメイドしているそうだ。

 パブリックスペースも充実している。屋上には、ワイキキの空に抱かれ、海と溶け合うように一体化できるプールとジャグジーがある。プライベートダイニングの手配も可能だ。メインダイニング「無限」では、アメリカ本土のレストランアワードでトップ10にランクインした実績を持つ、ジェイソン・ヤマグチ氏が腕を振るう。24時間のバトラーサービスや高級車のレンタルといった、エレガントで、ひとりひとりのゲストに寄り添うおもてなしも嬉しい。

 エスパシオとは、スペイン語で宇宙、空間を意味するそうだ。たしかに、そこには、ラグジュアリーのその先にある、まるで宝石箱のような小宇宙が広がっている。

天空にいるかのようなリュクスな時間を演出する、インフィニティプールとサンデッキ。夕暮れ時はもちろん、大海原が少しずつ太陽に照らされていく、ドラマチックな朝もぜひ体感したい。こんな場所で食事やお酒を嗜む時間は特別なひとときとなるはず。

「Roy’s(ロイズ)」のオーナー、ロイ・ヤマグチ氏の甥でもあるジェイソン・ヤマグチ氏。彼が手がける、和食とフランス料理を融合させ、独自に昇華させた料理は、地元の美食家からも絶大な支持を得ている。

ESPACIO THE JEWEL OF WAIKIKI
エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ
「フォーブス・トラベルガイド2022」では、ハワイ州のホテルで唯一、ホテルとレストラン(「無限」)が共に5ツ星を獲得するという快挙を成し遂げ、2022年AAAトラベルの「Diamond Award」では最高峰となる「ファイブダイヤモンド賞」を受賞した。

2452 Kalakaua Ave. Honolulu, Hawaii 96815 United States
TEL: +1(808)377-2246
espaciowaikiki.com

至上の楽園を体感できる他のホテル動画は、下記リンクからアクセスを。
www.facebook.com/espaciowaikiki/videos/?ref=page_internal

THE RAKE JAPAN EDITION issue 46

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