ありのままの大自然と戯れる
極上を知る大人のための楽園

野生のイルカが遊びにくることでも有名なフロポエ湾を望むプール。周りには、プライベート感溢れる大きなカバナが適度な距離感で設けられている。敷地内には、この他にもうひとつプールがある。

　ラナイ島は各界の著名人も訪れる、プライベート感のある島だ。信号もなく、人口約3000人というハワイ主要6島の中でも一番小さなこの島には、ふたつのフォーシーズンズ リゾートがある。ひとつが山側に位置する大人専用の「センセイ ラナイ、ア フォーシーズンズ リゾート」（“センセイ”は日本語の“先生”が由来）で、もうひとつが今回ご紹介する「フォーシーズンズリゾート ラナイ」。

　どちらもゆっくりと時間が流れ、豊かな緑に囲まれた落ち着いたリゾートだ。実はこの島の約98%を所有し、このふたつのオーナーでもあるのはオラクル創業者のラリー・エリソン氏。大の親日家である彼の影響で、ホテルの随所に日本のエッセンスがちりばめられている。例えば「アリイ・ロイヤルスイート」には日本式の深い木製の浴槽が用いられていたり、敷地内の池には錦鯉が泳ぎ、ダイニングには松久信幸氏の創作和食が味わえる「ノブ・ラナイ」が入っている。

370㎡の広さを誇る「アリイ・ロイヤルスイート」。ミッドセンチュリースタイルのインテリアでまとめられた2ベッドルームスイートだ。室内にはライブラリーも備えている。

　アクティビティのラインナップも凝っており、四駆車でのオフロード・アドベンチャーやクレー射撃、深海釣りなど、大自然が溢れるこの島を満喫できるものばかり。リゾート内でゆっくりくつろぐのもよいが、非日常的でワイルドな体験は、最高のリフレッシュになることだろう。

崖の上に位置する「ノブ・ラナイ」。屋内にはバーや鉄板焼き、寿司カウンターも。