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模様に隠されたエスプリ

HERMÈS “Print Tie”

Tuesday, February 19th, 2019

photography jun udagawa styling akihiro shikata

 

 

 カジュアル化が進んだ反動でクラシックに回帰しているメンズドレスシーンにおいて、ネクタイは完全に復権を遂げた。タイドアップというのは改めて身が引き締まる思いのするものだが、そんなときにこそ気持ちに余裕を持ち、遊び心を取り入れることを忘れたくないものである。

 

 エルメスのネクタイは、その素材や作りから伝わる品質の良さはもちろん、毎シーズン発表されるどの色柄もデザイン性が高く、センスを感じさせるものばかりが揃う。小紋柄は派手になりすぎず、主張しすぎないので非常に合わせやすい上、気品も漂わせている。その柄をよく見ると、さりげなくエルメスらしい小粋な工夫が込められているのだ。

 

 今季は、柄の答えが小剣の裏に隠されているという仕組み。例えば、野球ボールの柄にはバットやグローブ、竹柄にはパンダ、という具合。エスプリに富んだネクタイで、春のタイドアップを楽しみたい。

 

 

最高級のシルクの素材使いはもちろんのこと、春夏らしくもノーブルな色彩感覚には誰もが魅了される。小剣の裏のロゴ部分に潜む“答え合わせ”に、ブランドらしいひねりの利いた遊び心が見て取れる。大剣の幅はいずれも8cm。各¥24,000(1月25日の価格) Hermès

 

 

エルメスジャポン

TEL. 03-3569-3300

www.maisonhermes.jp