あのザンスがワークパンツ?
BERNARD ZINS “Work Chino”
Wednesday, December 11th, 2019
photography jun udagawa styling akihiro shikata
バーバリーのヴィンテージのトレンチコートを合わせてもいいし、もちろんミリタリージャケットを合わせても、足元はヴァンズだっていい。上質な作りのワークパンツがあったら面白いだろうなという、金子氏の遊び心が詰まった1本だ。RAKISHな紳士にお試しいただきたい。全7色展開。¥30,000 Bernard Zins/L’échoppe(レショップ Tel.03-5413-4714)
表参道にある「レショップ」のコンセプター金子恵治氏は、最高にクールなディレクターだ。フレンチトラッドや英国への深い造詣があるからこその枠にとらわれない自由なクリエーションには、いつもハッとさせられる。流行よりも自身の感性を大切に、レショップを作りあげているのだ。
ご紹介するフランスの名門ベルナール ザンスのトラウザーズは、そんな金子氏らしさが凝縮された1本だ。過去には同ブランドで80年代のエミスフェール モデルを復刻しているが、今回はなんとDで始まるあのアメリカのワークチノを再現している。
フランスの名門にあえてのワークパンツ。素材もあえての綿ポリ。外見はまんまあのワークチノの雰囲気で、そこにザンスのこだわりのディテールをさりげなくミックスさせているところがらしくて最高!
左上:べルナール ザンスらしいマーベルト仕様。ウエストの後ろセンターは元ネタのワークチノ同様、生地がつまんであり、ステッチを解くとウエストを伸ばせる仕組み。右上:ワークチノらしさを出すためあえての綿ポリ素材。80年代に多く見られたノープリーツの太めシルエットが改めて新鮮。左下:後ろポケット内側にボタンポケットが付いているのもザンスらしい。右下:ジップフロントではなくボタンのフライフロント。斜めにカットされたボタンホールもザンスの特徴だ。で、あのワークチノらしい太いベルトループ。