The Reverie Saigon, Travel with Vietnam Airlines

ベトナム航空で行く、ホーチミン随一のラグジュアリーホテル「ザ・レヴェリー サイゴン」Vol.1

December 2022

text YUKO FUJITA

 

 

 

 

 約1週間のベトナム滞在中、何名かの海外の友人(The Rakeの誌面によく登場するRakish Men)からいつものようにたわいもないメッセージをもらっていて、その都度「今ベトナムに来てるんだ」って返信していたところ、みんなの反応が面白くて、Brio BejingのGeorge WangさんからもThe Decorum BangkokのSirapol RidhiprasartさんからもストックホルムのRubatoのOliver Dannefalkさんからも「ワ~オ、ベトナム最高だね~!」みたいな返事が返ってくる。

 

「優しくヘルシーな食事が最高においしいよね」とか、「ホーチミンだったら〇〇〇〇のレストランがオススメだよ~」とか、「街もきれいでストレスがないし、最高だよね~」とか「俺もベトナムが恋しいよ~」と、皆とにかくベトナムに対して好意的なのだ。

 

 自分がイタリアやフランスなどのヨーロッパ、他のアジアの国にいるときにも海外の友人たちとはメッセージのやりとりをよくしているけれど、皆の“ベトナム”という言葉に対する反応の仕方は今までとは随分と異なる。

 

 物価が安く、東南アジアの中では(たぶん)治安も悪くないほうだし、高層ビル群の中にかつて「東洋のパリ」と謳われたコロニアル調の街並みを残していて、ヘルシーなベトナムフードは大変おいしく、ホーチミンにはAsia’s 50 Best Restaurants 2021, 2022に選ばれているファインダイニング「Anan Saigon」もあって、さらには宿泊した6つ星ホテル「ザ・レヴェリー サイゴン」はこれ以上なく快適とくれば、アジアの富裕層たちが「ベトナム、最高!」と口を揃えるのも、なるほどよくわかる。

 

 The Rakeの誌面にいつも登場する“Rakish Men”たちから日本が愛されているのと同じように、非常に高い旅の満足度を与えてくれるベトナムは、彼らから同じくとても愛されているのである。

 

 今回は約2年半ぶりと、久しぶりの海外渡航となったが、国際線は渡航先のフラッグキャリアを利用するのが大好きだ。何故なら、機内に搭乗した瞬間から、いや、もっと前、空港でスーツケースを預けてラウンジで寛ぎ始めたその瞬間から、これから始める旅の高揚感をひと足早く高めてくれるからだ。

 

 で、今回はベトナム航空。向かったのはホーチミンだ。

 

 国際線に乗るたびに空港で待機している機体を眺めるのは、毎度の楽しみである。特にターコイズブルーで彩られたベトナム航空のB787-9を見つけると、その美しさにいつも惚れ惚れとしてしまう。ちなみにベトナム航空の機体の美しさはNo.1だと思っている(ほかには黒×白、白×黒のニュージーランド航空も個人的には好み)。

 

 

 

ベトナムエアラインのターコイズブルーの色彩が美しすぎる。

 

 

キャビンクルーの制服はベトナムの民族衣装アオザイ。結婚式や大切な客をもてなす際に着用するものだ。男性クルーも女性クルーも、最初から最後までとても感じがよい。

 

 

B787-9のビジネスクラス。両通路側の座席は1人席。窓側を向いており、プライベート感が保たれている。もちろん、フルフラットで快適に過ごせる。

 

 

夫婦やカップルで利用するなら中央座席がオススメだ。

 

 

 

 

 ビジネスクラスの機内食はアミューズ ブーシュと食前酒から始まり、スープ、メイン(4種から選択可)、チーズ&フルーツ、デザートまでのフルコースで、とても美味しい。もちろん、和食も選べる。ワインはフランスとイタリアのものを用意している。ちなみにアルコール類は、食前酒、スピリッツ、リキュール、カクテル、ワイン、シャンパーニュ、日本酒、日本のビールや、ベトナムのビール「333(バーバーバー)」、「ハリダ」 もあり。

 

 食事を楽しんだあとゆっくり横になって休んだら、午後の早い時間にはホーチミンに到着だ。THE RAKEがオススメする、ベトナム随一のゴージャス6つ星ホテル“ザ・レヴェリー サイゴン”まではクルマで約30分。初日から時間を有効に使えるのが嬉しい。

 

 さあ、ザ・レヴェリー サイゴンにて、ラグジュアリーなホーチミン ステイの始まりだ。

 

 

ザ・レヴェリー サイゴン“レヴェリー スイート”のゲストベッドルーム。

 

 

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<ベトナム航空>

ベトナム国内線はハノイ、ホーチミンを中心に 22 都市、国際線は東京、パリ、シェムリアップなど世界 31 都市をカバーしている。日本路線は、東京・名古屋・大阪・福岡の4都市とハノイ、ホーチミンを結んでいる。羽田発を除く往路便は午前発で、ベトナムには午後の早い時間に到着。復路便は深夜発で日本には朝着のため、ウィークエンドトラベルも可能だ。昼間発着の羽田路線は日本国内での乗り継ぎが便利。グローバルアライアンスの「スカイチーム」メンバー。