TRICKER'S: ENGLAND'S OLDEST SHOEMAKER

トリッカーズ:英国一の老舗靴

Friday, July 10th, 2020

ウェルテッド・カントリーシューズで知られるトリッカーズは、1829年に設立された家族経営のシューメーカーだ。

古くからの貴族階級から最先端のクリエイティブ・ピープルまで、幅広い顧客に愛されている。

その理由は、英国ならではの代え難いクオリティにあるのだ。

 

by benedict browne  photography james holborow

 

 

 

 

 1829年以来、ノーザンプトンに本拠を置くトリッカーズは、ずっと非の打ち所のないウェルテッド・カントリーシューズを作り続けてきた。 ジョゼフ・バルトロップという名の靴職人によって設立されたこのシューメーカーは、現在も同じファミリーによって所有されており、英国の代表的なブランドのひとつである。

 

 チャールズ皇太子からロイヤルワラントを授与されていることでも知られている。厳しい冬を過ごす相棒として、丈夫な靴ほど心強いものはない。そして今年創業190周年を迎えるトリッカーズよりも、その目的にかなっている靴はない。

 

 

 

 

 19世紀から20世紀にかけて、トリッカーズは乱立状態だった靴業界において、メジャー・ブランドとしての地位を確立した。当時はノーザンプトンシャー州だけで200のシューメーカーがあったといわれている。戦争中は将校や兵隊たちのために、軍用の頑丈なブーツを作っていた。そんな歴史を持つため、トリッカーズは通常の顧客に加えて、カルト的なファンを得るに至った。

 

「私たちの顧客の方々は、ちょっと“奇妙”であると申し上げなければなりません」とトリッカーのマネージング・ディレクターであるマーティン・メイソンは微笑む。

 

 

TRICKER’S

ILKLEY BLACK SCOTCH GRAIN LEATHER WINGTIP BROGUES

$ 645

TRICKER’S

BOURTON ESPRESSO BURNISHED LEATHER WINGTIP DERBYS

$ 645

 

 

「ヨークシャーからいらした屈強な農夫の方がいるかと思えば、社交クラブ“ホワイツ”から『領地を見に行くとき用に』とブローギング・シューズを入手しにいらした方もいます。それから日本からお越しになった、22歳のDJの方もおられます」

 

 確かにトリッカーズの顧客は、奇妙なほど多様である。

 

「一体どれが本物なのか?」という疑問を持たざるをえない。答えは彼らが追求する共通のものにある。それは“クオリティ”である。

 

 

 

 

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