THE ULTIMATE CARS FOR A RIVIERA JAUNT

フレンチ・リビエラに
似合うクルマ Best8

January 2020

この夏、南フランスをクルマで旅してはいかがだろうか?

そのための完璧なコンバーチブルを選ぶとき、銀幕に登場した名車たちが、インスピレーションを与えてくれる。

 

 

by christian barker 

 

 

1. 1953年型 サンビーム タルボット アルパイン MK 1

 

 

 サンビーム タルボット アルパイン Mk 1ロードスターは、ケーリー・グラントとグレース・ケリーが主演した、リビエラを舞台にした映画『泥棒成金』に登場したことで有名になった。このクルマは、確かにレアな存在だ。英国のコーチビルダー、スラップ&メイバリーによって、わずか2年間のみ生産され、1,582台がリリースされた。これらのうち、今日生き残っているのは200台未満であると考えられている。

 

 アルパインは映画だけでなく、強力なモータースポーツの血統を誇っている。1950年代のアルパイン・ラリーで大きな成功を収め、偉大なレーサー、スターリング・モスがトロフィーを手にしている。

 

 

2. 1955年式 ランチア アウレリア スパイダー

 

 

 ロジェ・ヴァディム監督の映画『素直な悪女』(1956年)の舞台は、サン・トロペである。当時の監督のガールフレンドであった、若きブリジット・バルドーのお色気が爆発している。

 

 映画はバルドーの身体の無数のショットの他に、ピニンファリーナがデザインしたランチア アウレリア スパイダーの魅力的な曲線も見せている。クルト・ユルゲンス演じる、裕福な求婚者が乗っているのだ(彼はボンド映画『007 わたしを愛したスパイ』(1977年)の敵役ストロンバーグとして知られている)。

 

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