THE CRAFTMANSHIP OF ELEGANCE: Yasuto Kamoshita
鴨志田康人が着こなす!生地にこだわったソブリンの新カジュアル
July 2023
エグゼクティブに提案するスーツスタイルだけでなく、カジュアルアイテムも充実させている最新のソブリン。休日に着られるアップデートされたワードローブが増えている。ソブリンらしいカジュアルとは?
text yuko fujita
photography setsuo sugiyama
左:ミリタリージャケットを軽やかなスーツに合わせる
「イタリアンクラシックの延長ではなく、今のソブリンが提案したい、アップデートされた世界観のカジュアルです。愛着をもって着られる馴染みのあるワークやミリタリールーツのアウターはひとつのキーワードになっていて、黒リネンのミリタリージャケットをフォックス エアーで仕立てられたリラックス感のある千鳥格子のスーツに合わせているところが新鮮です」。ミリタリージャケット¥82,500 Sovereign / United Arrows Roppongi Hills スーツとTシャツ、グッチのスカーフ、オールデンのシューズ すべてproperty of Yasuto Kamoshita
右:リネンウールのスーツをリラックスした崩しで
「リラックスしてナチュラルな質感を楽しもうという時代の気分の中で、ドーメルのとても上質なリネン57%、ウール43%の生地で仕立てられたスーツです。リネン100%ほどくだけておらず、程よいフォーマル感を残していますよね。ハンドメイドラインの正統派の美しい仕立てとよくマッチしています。バンドカラーシャツでこんな感じのドレスダウンが新鮮なのではないでしょうか」。ポケットチーフは米沢織。スーツ¥154,000、シャツ¥27,500 both by Sovereign チーフ¥6,600 United Arrows /all by United Arrows Roppongi Hills
左:注目のセーラーニットでホワイトの軽やかな装い
「最近セーラーカラーのニットが気になっていて、秋冬から何着も買っています。畦あぜのコットンって重いんですけど、これは比較的軽いんです。オフィサーパンツを合わせてリラックス感を出していますが、上質な綿がこの艶とギシギシした感じを生むんです。クリースをつけて穿いても、洗いざらしでも、どちらでもいけます。街でも全身ホワイト、大いにアリですね!」。ニット¥29,700、ロングスリーブTシャツ¥17,600 、オフィサーパンツ¥27,500 all by Sovereign / United Arrows Roppongi Hills クラウンのダンスシューズ propertyof Yasuto Kamoshita
中:サマーウールニットはハーフジップが新鮮!
「注目のサマーウールのニットは、ハーフジップが新鮮ですよね。ゼニアバルファーのニット糸はあえてのウールポリエステルで、ダレなくてケバになりにくく、清涼感もあり、ゴルフの際にも重宝しています。クリーンなアイテムに使い込んだ服を1点プラスすると、装いに深みが出るので好きなんです。上からジャケットを羽織っても素敵ですよね」。ニット¥39,600、バンドカラーシャツ¥29,700 both by Sovereign / United Arrows Roppongi Hills ヴィンテージのスカーフ、ドリス ヴァン ノッテンのコットンパンツ property of Yasuto Kamoshita
右:着込んでカッコよさが増すモヘア混ブレザー
「毎シーズン一緒に取り組みをしている御幸毛織のウールモヘアで仕立てられたソブリンのネイビーブレザーの装いです。非常にしっかりした至って英国的なタッチで大変仕立て映えがし、長く着るには最適の生地だと思います。着込んで生地が少しやつれてきた頃合いに、また一段とカッコよさが増すのではないでしょうか。紳士の服の楽しさってそこにあると思います」。ブレザー¥85,800、シャツ¥27,500 both by Sovereign、タイ¥15,400、チーフ¥4,180 both byUnited Arrows、トラウザーズ¥71,500 Rota /all by United Arrows Roppongi Hills
THE RAKE JAPAN EDITION issue51