Ocean Milano Seafood & Roast Beef at Hilton Yokohama

気軽に楽しめるレストランへ進化!ヒルトン横浜の「オーシャン ミラノ シーフード&ローストビーフ」

August 2024

2023年9月に開業したヒルトン横浜のスペシャリティレストラン「Ocean Milano Seafood & Roast Beef(オーシャン ミラノ シーフード&ローストビーフ)」が、これまでのコースメニューに加え、アラカルトとライトなコースメニューの提供を開始した。より気軽に使いやすいレストランへと進化した同店の最新情報を詳しくご紹介する。

 

 

text yukina tokida

 

 

 

 

 あくまでも個人的な意見ではあるが、都内在住の筆者にとって、横浜を訪れるのは平日の方が好きだ。家族連れやカップルに人気のスポットがたくさんあるということもあり、土日はどこへ行っても混雑しているが、平日の横浜は比較的落ち着いている気がするから。18時や19時くらいからディナーをして、電車で帰ると心に決めていれば、バーに寄って帰ったとしても、24時ごろには帰宅できる。都内で夜遅くまで飲み続けているより、よっぽど健康的だ。

 

 今回ご紹介する「Ocean Milano Seafood & Roast Beef(オーシャン ミラノ シーフード&ローストビーフ)」を擁するヒルトン横浜が位置しているエリアも、世界最大級の音楽に特化したアリーナ「K アリーナ横浜」と、かの有名な横浜アンパンマンこどもミュージアムに隣接しているため、土日は人で溢れている。だからこそ、狙い目は平日。落ち着いた雰囲気のなか、ラグジュアリーホテルならではの質の高いサービスを享受できるディナーは格別だ。無論、上階には客室があるため、もし帰りたくなくなったらそのまま宿泊してしまえばいい。

 

 

内装は、“もしもミラノに海があったら”がテーマ。落ち着いた木材を基調に、ブルーがアクセントで用いられている。壁面のクラシックな照明も可愛らしい。テラス席や個室も完備。ワインは100本以上、ノンアルコールドリンクも充実している。

 

 

 

 そんな同店が、今夏よりアラカルトメニューと、よりカジュアルに楽しめるコース料理を追加し、普段使いに最適なダイニングへと進化した。

 

 新登場のアラカルトでは、アペタイザーからサラダ、スープ、パスタ、ハンバーガーやサンドウィッチ、魚料理や肉料理、デザートまで、自分好みのコース仕立てにするのにも最適なメニューが30種類以上揃っている。新しいコースメニューも10000円(税サ込)とリーズナブルな価格で用意されているが、THE RAKE的にはその日の気分で好きなものを頼めるアラカルトが断然おすすめ。以下にておすすめのメニューをいくつか紹介する。

 

 

 

 

 まず特筆すべきは、ラグジュアリーホテルとしては非常に珍しい「生牡蠣の食べ比べ」だ。一般的にホテルでの生牡蠣の提供は控えられているが、ここでは、“ノロフリー”の生牡蠣を仕入れることで提供を実現した。すべての牡蠣は、栄養分豊富な海域で育ち、漁獲後18時間かけて最新の紫外線殺菌海水システムで浄化されている。生産日ごとにノロウイルス等の検査が行われ、徹底した体制で管理されているため、安心して生食できる(苦手な方はボイルなどの異なる調理方法や、他のシーフードに代替することも可能)。

 

 同店で提供されている海鮮はすべて、ホテル近くの横浜市中央卸売市場から仕入れたもの。冷凍ではなく、生で仕入れられた鮮度の高いものを使用している。地元に根付いた食料調達を行っていることも、同店の特徴のひとつだ。

 

 

生牡蠣の食べ比べに加え、さまざまな魚介も楽しめる「シーフードプラッター」。筆者が訪れた日には、岡山県産と兵庫県産の牡蠣だった。大ぶりでクリーミーなものと小ぶりで味が凝縮したもの、その味わいの違いに驚かされた。牡蠣のほかには、キャビアを添えたホタテとムール貝、大ぶりの海老、そしてズワイ蟹が盛り合わせに。ふたつのソースは、西洋わさびを使ったピリ辛のカクテルソースとガーリックが効いたアイオリソース。

 

 

 

 数あるスープの中でのおすすめは、熱々の「ニューイングランドクラムチャウダー」。シェフおすすめの一品で、大ぶりのアサリを出汁に、はまぐりやにんじん、マッシュルームなどの具材がたっぷり入っている。添えられているガーリックトーストはディップして食べるのがおすすめ。冷たいシーフードやサラダで冷えた胃袋を温めて、その後のメインに備えて準備したい。

 

 前菜にシーフードを楽しんだ場合、メインにはステーキをぜひおすすめしたい。国産牛(基本的に北海道産)のリブアイもしくはテンダーロイン、既存のコースで提供されていた黒毛和牛サーロインの3つから選べる。特にリブアイは、程よい霜降りと赤身が楽しめる部位で、レストランマネジャーも一押していた。コースでは基本的に部位が決まっているが、アラカルトでは好みのものを選べるのも嬉しい。

 

 

取材日、筆者はリブアイをチョイス。霜降りすぎず、赤身の美味しさも堪能できる絶妙なバランスだった。写真は国産牛リブアイステーキ450g。

 

 

ちなみに用意されているブレッド―は、ソフトパンのチャバタ、カンパーニュ、ハードタイプのバケットの3種類。パンに合わせて提供される香り高いエキストラオリーブオイルは、イタリアのLAUDEMIOのもの。

 

 

 

 ステーキのほか、本日のおすすめの魚料理やサーモンのグリル、さらにはハンバーガーやローストビーフサンド、サイドには旬のイカを使ったカラマリやムール貝の白ワイン蒸しなど、カジュアルに楽しめる料理も揃っている。

 

 また、自家製麺を使ったパスタ2種はどちらもおすすめ。お肉が気分の時にはボロネーゼを、魚介が気分の時にはペスカトーレをぜひ試してみてほしい。

 

 

この日筆者が選んだのはボロネーゼ。シェフが4時間かけて煮込んだボロネーゼソースと、その日のうちに仕込まれた自家製リングイネとの相性が抜群だった。※写真はポーションを少なくアレンジしてもらったものなので通常のものよりも少量

 

 

 

 一流のラグジュアリーホテルが運営するダイニングだからこそ、上質なサービスを当たり前に受けられる。それなのに気軽さがあり、幅広い選択肢も与えてくれる。そんなちょうどよいダイニングへと、ヒルトン横浜の「オーシャン ミラノ シーフード&ローストビーフ」は進化した。日常使いにはもちろん、ちょっとだけスマートな食事会を演出したい時にもぴったりなダイニングを探している方は、ぜひ一度訪れていただきたい。

 

 心身ともに満たされた食後、横浜ならではの潮風を感じながら夜景を眺めれば、いつもと少し違う特別な気分を味わえるだろう。束の間のリフレッシュができる平日の横浜こそ、いまの気分にぴったりはまるのだ。

 

 

 

オーシャン ミラノ シーフード&ローストビーフ

ヒルトン横浜エントランス棟 2階

営業時間:17:30~21:30(L.O.21:00)

TEL.045-641-8108(10:00~18:00)

www.tablecheck.com/ja/shops/hilton-yokohama-oceanmilano/reserve

not found