NEW SEASON SIMPLICITY : CAMOSHITA UNITED ARROWS

トレンドは“カモシタ”についてくる

Wednesday, July 15th, 2020

カモシタ ユナイテッドアローズの新しいシーズン・コレクションには、

最も豪華なファブリックをブレンドして作られた、春の定番品が揃っている。

 

 

text aobh o’brien-moody  photography rikesh chauhan

 

 

ピッティ会場を行くデザイナー本人。世界中で最も写真を撮られたファッショニスタのひとりだろう。

 

 

 

 ヤスト・カモシタは、サルトリアル界のスーパースターだ。絶妙なテイストの、非の打ちどころのないドレッサーである彼は、スタイル・サーキットで最も写真を撮られた男性のひとりである。数え切れないほどのブログや雑誌を飾っているので、誰もが彼の顔を知っているに違いない。

 

 彼は一貫して、リラックスしたエレガンスの魅力を伝えている。1950年代後半にアメリカの大学のキャンパスから進化した、日本のメンズウェア文化=“アイビーリーグ・スタイル”を具現化しているのだ。バランスの取れたフォルムとファブリック、ソフトなイタリアンスタイルのシルエットを楽々と統合してみせる。

 

 

アメリカのアイビー・スピリットをベースとし、イタリアのシルエットを取り入れて、日本の厳しいクオリティ・コントロールのもと生産される服、それが“カモシタ”だ。見逃せないのはその汎用性の高さ。コットン×リネンのミックス素材を使った、ピークトラペル・ジャケットは、カジュアルにもタイドアップにも似合う。

 

 

 リラックスした実用的なテーラード・アイテム、“ボクシー”カラーシャツ、ペニーローファー(ソックスなし)などにおいて、控えめなカラーパレット、美しいライン、繊細なプリントを好んで使う。

 

 “カモシタ”ブランドは、1989年に彼が友人である重松理、栗野宏文らと共同設立した日本の人気レーベル“ユナイテッドアローズ”の派生ブランドだ。本来なら、ブランドの綴りは“Kamoshita”であるところを、ひねりを加えて“K”を“C”に置き換え、“Camoshita”としている。

 

 このブランドは2007年に設立され、そのユニークでありながらウェアラブルなデザインのおかげで、世界中で大きな成功を収めてきた。すべての作品が日本で手作りされており、日本の高度な品質基準を満たし、はっきりとした日本的フィールを持っている。

 

 

大きく幅広のラペルを持つリネン・ジャケットは今シーズンの注目アイテム。ネクタイをしてもよし、カジュアルでもよし。トップボタンを外しても留めても着られるボクシーカラーのシャツは、一粒で二度美味しいアイテムだ。

 

 

 作品は知的で、アンダーステートメントだ。最新の2020年春夏コレクションを見ていただきたい。ここには、絞り込まれ、洗練された“マストアイテム”が揃っている。使われているのは、自然界の色にインスパイアされた、落ち着いたブルー、モスグリーン、ニュートラル・カラーなどだ。縫製に対する大きなこだわりとユニークにブレンドされた素材がある。例えば、コットン×リネン、コットン×シルク、シルク×ウールのようなものだ。

 

 この新しいコレクションの最も魅力的な点は、それぞれの衣服が提供する汎用性だ。これらはそのシンプルさ故に、時代を超越し、さまざまな状況で何回も使うことができる。

 

 この日本人に、注目されたし。

 

 

 

ユナイテッドアローズの公式通販で入手する!

左:爽やかなリネン×シルク素材を使い、2カラーで構成されたチェック・ジャケット。¥68,000/右:ミリタリーを思わせるストレートなシルエットを持つチノーズ。素材はあえて、ハイクオリティのウールを採用している。¥36,000 all by Camoshita United Arrows (ユナイテッドアローズ 原宿本店 Tel.03-3479-8180)