MYRQVIST: STAR STUDDED SHOES
職人技とリーズナブルな価格を両立
“ミルクヴィスト”
March 2021
ミルクヴィストの創設者であるセバスチャン・オーンは、リーズナブルかつ職人的な靴作りの両立を叶えたブランドをクリエイトした。
そのコスト・パフォーマンスは、他に類を見ない。
by freddie anderson
靴職人としての長い家系は持たないものの、起業家精神旺盛な人がヨーロッパの靴作りに参入すると、いつも新鮮な気持ちになる。ミルクヴィストを興したスウェーデンの実業家、セバスチャン・オーンは、クオリティを犠牲にすることなく、経済的なビジネスモデルを生み出した。
ミルクヴィストは、クラシック・ファッションの新興地として注目されるスウェーデンでデザインされ、長い靴作りの伝統を持つポルトガルで製造されている。カーフスキンは、エルメスが所有するフランスのタンナー、デュ・プイ社のもの、スエードはイギリスのチャールズ・F・ステッド社のものを使っている。
職人技への揺るぎないこだわりはそのままに、中間業者を廃することで、魅力的な価格帯を実現させた。工場と顧客の間にいる中間業者のせいで靴の価格が高騰していることにセバスチャンが注目したのは、彼が英国で3番めに古い大学、セント・アンドリュース大学で勉強していた頃だった。
彼は余暇を利用して、靴のオンライン販売を始めた。ハンドメイドの靴を所有するにはポケットの中のお金が足りない世代がいることに気づいたのだ。
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| Granhult Dark Brown Suede Chelsea Boot $ 290 |
Gothem Dark Brown Suede Jumper Boot $ 300 |
スウェーデンに戻ったセバスチャンは、この世代が、最高の素材で作られたクラシックな靴を手に入れることを可能にしようと考えた。スカンジナビアン・スタイルとして、微妙なひねりが加えられている以外は、オリジナルそのままのクラシックな靴だ。
彼の会社は、今や国際的な企業となった。THE RAKEは私たちのEコマースに、ミルクヴィストを迎えられることを嬉しく思う。
ミルクヴィストの“グランフルト”ダークブラウン・チェルシーブーツは、ホールカットの1枚革で作られている。スタッズ付きのラバーソールを持ち、グッドイヤー製法で仕上げられたこのブーツは、ジーンズにもフォーマルな装いにも似合う、非常に汎用性の高いブーツだ。
ブラウン・スエードを使った“ゴーテム”ブーツは、エプロンフロントのニートなデザインが特徴だ。
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| Abisko Black Country Calf Jumper Boot $ 300 |
Stenhammar Dark Brown Suede Penny Loafer $ 260 |
ブラックとブラウンで展開される“アビスコ”ジャンパーブーツは北ヨーロッパの気候を考えて設計されており、とても頑丈である。
フルグレインレザーの“ステンハンマル”ローファーは、ややオフビートなデザインだが、実にクールな雰囲気を醸し出している。より伝統的なスエードを使用したバリエーションもある。
セバスチャン・オーンは、フォーマルシューズのコレクションに、早くからハーフ・ラバーソールを取り入れていた。ステンハンマル・ローファーは、どちらもハーフラバーソールを採用しており、雨の中を歩くのに適しているが、フル・レザーソールのように頻繁に修理する必要がないところも魅力だ。外観もより現代的になる。
フォーマルな品揃えとしては、“エッペルビケン”ブラックカーフ・キャップトゥ・オックスフォードがあり、これは時代を超越したクラシックで、ワードローブに常備しておきたい一足だ。
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| Stenhammar Black Country Calf Penny Loafer $ 260 |
Äppelviken Black Calf Cap Toe Oxford Shoe $ 250 |
ミルクヴィストが良心的なのは、積極的なプロモーションの時代にあって、ほとんど宣伝をせず、主に口コミで顧客を獲得していることだ。
スウェーデン王室もミルクヴィストを愛用している。また予想通り、スタイリッシュな学生たちにも大人気で、初めての本格靴をここで購入する者も多い。
このように幅広い顧客層を持つのは、セバスチャン・オーンが生み出したビジネスモデルが、実にユニークな証である。
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| Abisko Dark Brown Country Calf Jumper Boot $ 300 |
Mölle Black Calf Tassel Loafer $ 225 |
