Mr. BRUCE RYDE
Vice President, Luxury Brands & Brand Marketing
Asia Pacific | Marriott International

オープン・ラッシュを迎える
日本の最新ホテル事情

November 2018

 

2021年には大阪に、国内初となるデザインホテル『W OSAKA』がお目見え。

 

 

 聞いているだけで、ホテル・ファンとしてはワクワクしてならない。しかしなぜ、これだけ多くのブランドを上陸させるのか? 同じブランドで、並列展開していったほうが、効率的ではないか?

 

「“ラグジュアリー”という概念が大きく変化しているのです。お客様はさまざまな体験を欲しており、より個性的で、より独創的な経験を求めていらっしゃる。われわれのグループでは、“パーソナライズ”ということが、何よりも大切だとされています。ひとりひとりのゲストを理解し、それぞれの顧客に合ったサービスをご提供することが必要なのです」

 

日本においても、状況は同じだという。

 

「右へならえ的なサービスが通用せず、よりパーソナルな、よりエモーショナルなエクスペリエンスをお求めになっているという点では、日本のお客様も同様です。しかし日本のカスタマーの大きな特徴として“センス・オブ・クワイエット”ということがあります。人々が、静かでフォーマルな環境を好むということです。日本にあるわれわれのグループのホテルへ行くと、いつも感じるのですが、皆静かで礼儀正しい。日本の社会は素晴らしいと思います」

 

 これからのホテルのあり方、未来のホテルについて問うと、相反するふたつの答えが返って来た。

 

 

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