Luxury Drive Experience in Osaka: Mercedes-AMG with InterContinental Osaka
メルセデスAMGで9時間の贅沢ドライブ!インターコンチネンタルホテル大阪の宿泊プラン
December 2024
この12月、インターコンチネンタルホテル大阪が、「メルセデスAMG」を9時間自由に試乗できる一日一組限定の宿泊プランをスタートさせた。早速体験してきた筆者が、この特別なプランの魅力をお伝えしたい。
text yukina tokida
万博開催を来年に控え、日々進化を続ける大阪。そんな活気に溢れる街を、ドライブを楽しみがてら訪れるなんていかがだろう。大阪屈指のラグジュアリーホテル「インターコンチネンタルホテル大阪」から、見逃せない贅沢な宿泊プランが登場したのだ。
このプランでは、クラブインターコンチネンタルフロアの上質な客室に宿泊しながら、メルセデスAMG(車種は選択不可)を9時間自由に使うことができる。28階のクラブインターコンチネンタルでのアフタヌーンティーやイブニングカクテルサービス、朝食も含まれた贅沢なプランとなっているため、ドライブの合間に立ち寄ってアフタヌーンティーを楽しむのも一興だ。メルセデス・ベンツオリジナルグッズもついてくる。
9時間あれば、大阪中心部だけでなく淡路島や、万博で話題の夢洲(ゆめしま)、京都や奈良といった関西の名所も訪れられる。神戸の異国情緒漂う港町や姫路城、琵琶湖まで足を伸ばしてみるもいいだろう。
そしてなによりも驚くべきはそのお得な価格。日によって異なるが、ミニマムプライスは113,900円(税・サービス料込)となっている。
14:30〜16:30の時間帯に提供されるアフタヌーンティーは、このラウンジのために特別に考えられたメニュー。サンドウィッチやスコーンはもちろん、和菓子までラインナップしている。
居心地のよいクラブインターコンチネンタルフロアの客室。
プラン利用者にプレゼントされるメルセデス・ベンツオリジナルグッズ(内容は変更になる可能性もあり)。
今回の取材で試乗した「Mercedes-AMG GLA 45 S 4MATIC+」は、コンパクトな外観ながら広々とした車内が快適だった。街中がイルミネーションに輝く時期ということもあり、車内のアンビエントライトもカラフルな色味にチューニング。そのタッチスクリーンの快適な操作性に感動しながらBluetoothを繋ぎ、BGMをかけて、いざ出発。スポーツタイプのシートに俄然気分も高まる。
ドライブ序盤では、穏やかな走り心地とその静かなエンジン音に心地よさを感じていたが、やはりせっかくAMGに乗っているのだからと、ハンドル部分にあるスイッチボタンでスポーツモードにチェンジ。停止している時のエンジン音からもう違う。見通しのいい道で少しスピードを上げれば、AMG特有の力強い音が車内にも鳴り響く。気分は最高潮だ。
普段東京ではもっぱらタクシーしか乗らない自分が、大阪でドライブを、しかも車のエンジン音さえも楽しんでいるその状況に、なんだか自然と笑いが込み上げてきた。車好きの人の気持ちが、ほんのちょっとだけわかった気がしたのだ。とても楽しい。
とはいえ取材時は9時間も乗っていられないため、1時間ほどでホテルに戻り、ディナーの時間に。そう、このあとはこのラグジュアリーホテルを満喫し尽くすのだ。
レストランとバーのエントランス。右手に「ピエール」、左手にバー「アディ ラウンジ&バー」がある。バーでは80種類以上のジンが揃っており、現在はピエール・エルメ社のマカロンと京都産ジンブランド「季の美」とのペアリングメニューも提供されている。
高い天井の開放的な空間が広がるスペシャリティレストラン「ピエール」。奥に見える赤い部屋が個室。最大12名まで利用可能。
ドライブを満喫した後のディナーは、ホテル20階にあるミシュラン一ツ星を8年連続獲得している柴原仁崇シェフが手がけるスペシャリティレストラン「ピエール」がおすすめだ。彼の繊細で丁寧な手仕事は、テーブルに運ばれてくるお皿を見れば一目瞭然だろう。
料理はどれも多層的でありながらも調和が取れていて、素材の味わいを最大限に引き出しているものばかり。ぜひ注目してほしいのは同店のシグニチャーディッシュでもある肉料理。シェフがこよなく愛する香川県産の「オリーブ牛」を使用したもので、取材時には、付け合わせにじゃがいもを薄くスライスして焼きあげたものや、かりんのガリ、さらにはセップ茸のコンデュモン、シェリービネガーで香りをつけたサバイヨンソースとオリーブ牛の出汁をふんだんに使ったジュ・ド・ブッフソースが用意されており、シェフの類稀なこだわりが光る内容となっていた。最初のアミューズブーシュから最後のデザートまで、終始感動が止まらなかった。
ペアリングのワインも秀逸揃いで、シェフ渾身の料理とのマリアージュも完璧だった(ちなみにディナー自体はプランに含まれていない。グラスシャンパーニュ+グラスワイン6種のペアリングは13,000円、コース料理は2種類で15,000円から用意されている)。
取材時のマナガツオを使った魚料理。ジャガイモや人参、香辛大根やカブといった根菜を球体に全てカットしたパリジャンとホタテのムースが入ったスナップエンドウとともに。泡のソースは日向夏を使ったソース、淡いオレンジ色のものは魚介の出汁をふんだんに使ったフュメドポワソンソース、手前のドット状の模様のように見えるものもイカ墨やパセリ、レモンやライム、唐辛子を使ったソース。「神は細部に宿る」という言葉を体現しているような一皿だった。
取材時のオリーブ牛を使ったメインディッシュ(ジュ・ド・ブッフソースがかけられる前)。
ディナーが終わり客室に戻り、窓の外に広がる大阪の夜景を見渡しながら、ゆっくりとバスタブに浸かる。ホテルオリジナルのバスソルトの心地よい香りにうっとりしながら何度か深呼吸すると、肩の力もすっかり抜けて、リラックスできているのがわかる。ベッドや枕の高さも心地よく、気づいたら朝を迎えていた。
翌朝はクラブラウンジの落ち着いた空間で、ゆっくりと朝食を。サラダや各種ドリンク、ヨーグルトやスムージーをはじめ、卵料理やサーロインステーキ(!)、さらには和食まで幅広く揃っているのも嬉しい。お腹が満たされた後は、4階にあるスパでトリートメントを受けるのもいいし、日本式浴場&サウナでととのうのもいい。屋内プールやジムで朝の運動もいいだろう。
メルセデスAMGは、普段あまり運転しない筆者にさえ「ドライブって楽しい」と思わせてくれる特別な車だった。上質なドライブとラグジュアリーな滞在を両方楽しめるこのプランは、車好きだけでなく、かけがえのないリフレッシュ時間を求めるすべての人に胸を張っておすすめしたい。詳細は公式ウェブサイトにて。
インターコンチネンタルホテル大阪
大阪市北区大深町3-60 グランフロント大阪北館タワーC
TEL.06-6374-5700