A Miraculous Collaboration MEN'S BIGI and Kikuchi Takeo

MEN’S BIGI×菊池武夫、奇跡のコラボ

August 2025

50周年を迎えるメンズビギが、創業者・菊池武夫氏との奇跡のコラボレーションを実現した。1975年から1983年までブランドを牽引した菊池氏が、約40年ぶりに自らデザインを手がけ、過去の名作を現代的に再構築。原点回帰でありながら未来へのビジョンを示す特別なコレクションが、ブランドの節目を華やかに彩る。

 

 

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 2025年10月、ブランド創設から50周年を迎えるMEN’S BIGI(メンズビギ)が、アニバーサリー・プロジェクト「BEGIN THE BIGI」を発表する。企画のひとつとして注目なのが、創業者兼デザイナーとして、1975年から1983年までブランドを牽引した菊池武夫氏とのコラボレーションである。菊池氏はブランドを離れて久しいが、今回約40年ぶりにMEN’S BIGIに復帰し、自らデザインしたアイテムの数々を発表する。

 

 この特別なプロジェクトは、ブランドの原点に立ち返る試みであると同時に、過去と現在を結ぶ取り組みとなっている。コレクションは単に1970〜80年代のスタイルを復刻するのではなく、菊池氏によって現代の視点で再構築されている。当時のヒット作品を、今という時代にフィットするかたちで表現し直し、次世代へと継承できるコレクションに仕上がっている。

 

 プロジェクトの一環として俳優・写真家の安藤政信氏によるビジュアル撮影も行われた。

 

 

 

 

 50周年という節目は、過去を振り返るだけでなく、「これからのMEN’S BIGIはどこへ向かうのか」という未来へのビジョンを示す重要なタイミングでもある。創業者との再タッグは、ブランドが本質を見失うことなく、伝統と革新、クラシックとモダンをしなやかに横断しながら、時代とともに進化し続けるという意思の表れなのである。

 

 

 

<注目すべきコレクション>

1981-82年秋冬コレクションのスピリットを現代に蘇らせた、菊池武夫氏との特別なコラボレーション・ブルゾン。英国伝統のハリスツイードを贅沢に使用。ベースはシックなブラックだが、そこにレッドやイエロー、グリーンなどのカラーネップが散りばめられ、深みのある表情を生み出している。¥93,500 MEN’S BIGI

 

1974年放送のドラマ『傷だらけの天使』で、萩原健一が纏ったビギメンズのスーツ。その象徴的なスタイルを、創業者・菊池武夫氏自らの手で現代に再解釈した一着。70年代のスピリットと現代のテクノロジー、そして菊池武夫氏の美意識が融合した記念すべきセットアップである。ジャケット ¥82,500、トラウザーズ ¥41,800 both by MEN’S BIGI

 

 

 

菊池武夫氏が自ら手掛けたスペシャル・スタジャン。1980年代当時のボリューム感を忠実に再現しつつ、現代の街並みにも映える、ゆったりとしたバランスに仕立ている。バックには「FASHION IS A TOOL TO EXPRESS YOUR PHYSICAL INDIVIDUALITY(ファッションはあなたの身体的個性を表すツールだ)」と刺繍されている。¥143,000 MEN’S BIGI

 

 

History of MENS BIGI

https://store.mens-bigi.co.jp/mensbigi/history/

 

50th Special Site

https://store.mens-bigi.co.jp/50th/