HOW to WEAR, HOW to ENJOY!
鴨志田流着こなし術Vol.24:鴨志田氏が手がけた2025AWの最新スタイル
December 2025
さまざまなブランドでディレクターを務める鴨志田康人氏が、自身が手がけた服で魅せる、2025AWの最新スタイル。
text yuko fujita
photography setsuo sugiyama
シンプルなモノトーンを素材の強さで楽しむ (左)
「キリッとモノトーンで締めると、強さ、モダンさ、都会っぽさ、さらにフレンチシックな雰囲気も加わっていいかなと。ドニゴールフェイスのチルデンカーディガンに、ドニゴールツイードのパンツ、そこに堅苦しくないサファリジャケットを羽織るのが、この色合わせの中で新鮮です」。サファリジャケット¥110,000、カーディガン¥79,200、トラウザーズ¥55,000 all by Paul Stuart(ポール・スチュアート 青山本店 TEL.03-6384-5763) シャツ¥36,300 Maria Santangelo / United Arrows Roppongi Hills(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501)
モノトーンの中で引き立つ素材とシルエット (鴨志田氏)
「イタリアで作ったラムズスエードブルゾンに、グレンプレイドをプリントした今季のお気に入りのヴェルヴェット素材のトラウザーズ、それにスカーフを合わせました。上はタイトに、下はゆったりと。秋の気分のモノトーンスタイリングを、私の好きなバランスでまとめています」。レザーブルゾン¥220,000、トラウザーズ¥69,300、スカーフ¥29,700 all by Paul Stuart(ポール・スチュアート 青山本店 TEL.03-6384-5763) シューズ¥132,000 Crockett & Jones for United Arrows / United Arrows Roppongi Hills(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501)
ネイビースーツを崩して楽しむウエスタンシャツ (右)
「ドレッシーなウール素材のスーツにウエスタンシャツの合わせを楽しみたく、ネイビーストライプであっても遊びっぽく着られる織り柄の入ったジャケットに、ひとひねりしてピケ素材でトープ色のシャツを選びました。インナーにボーダーを合わせた大好きなコーディネイションです。胸元の表情が豊かですよね」。ジャケット¥132,000、トラウザーズ¥44,000、シャツ¥26,400 all by Camoshita / United Arrows Roppongi Hills(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501) カットソー ¥24,200 Paul Stuart(ポール・スチュアート 青山本店 TEL.03-6384-5763)
優しいニュートラルな色合いを楽しむ(鴨志田氏)
「今秋冬はライトグレーからトープにかけてのニュートラルで優しい色合いが、どのブランドでも自然と浮かんできました。ですので、それぞれのモデルやスタイリングで、そのブランドらしさを出しました。嗜好性の高いスーツが求められている中で、カモシタでは構築的なスタイルの、ワイドパンツとのセットアップを提案しています」。ジャケット¥110,000、トラウザーズ¥44,000、ニット¥25,300 all by Camoshita、チーフ¥12,100 Le Lys、ベルト¥33,000 Anderson’s / all by United Arrows Roppongi Hills(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501) ユケテンのシューズ property of Yasuto Kamoshita
軽やかに色気も増したソブリンのスーツ(左)
「ソブリンのオリジナルスーツを数年ぶりにリニューアルし、王道を行くスタイルから、色気を出したモデルになりました。サルトリア的な雰囲気のカッティングを取り入れ、芯の据え方を薄くし、ダブルであってもカーディガンを羽織っているような感覚です。肩線もナチュラルで、ゆとりのあるモデルになっています」。スーツ¥198,000、シャツ¥35,200 both by Sovereign、タイ¥18,700 Arcuri、 チーフ¥12,100 Le Lys / all by United Arrows Roppongi Hills(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501)
バンコクで提案するリネンヴェルヴェット(中央)
バンコクのThe Decorumは、今アジアで最も盛り上がりを見せているセレクトショップ。2023年、鴨志田氏が同ショップのハウスレーベル“The Decorum Continuum”のディレクターに就任してから、同ショップはさらに面白いことに。「バンコクの気候ゆえ、秋冬でもリラックスフィットのリネンヴェルヴェットジャケットを提案しています。遊びのテーラードは、自由に楽しんでほしいですね」。ジャケット、半袖ニットポロ both by The Decorum Continuum / The Decorum
リラックスムードで着るセットアップスーツ(右)
「The Decorumのハウスレーベルを私が手がけるようになって、3シーズン目のコレクションになります。ドロップ気味のワイドショルダーのコーデュロイセットアップスーツはカモシタよりもさらにワイドなパンツで、完全なリラックスムードで着てもらいたい感じです。それぞれのブランドで肩線を変えているので、どれも印象は大きく異なるでしょう?」。ジャケット、セットアップのトラウザーズ、ニット、スカーフ all by The Decorum Continuum / The Decorum
《プロフィール》
鴨志田康人/Yasuto Kamoshita
1957年生まれ。ビームスを経て1989年、ユナイテッドアローズの設立に参画し、2018年よりクリエイティブ アドバイザーを務めている。2008年、自身のブランド「カモシタ」を始動。ポール・スチュアート、フェリージの日本におけるディレクター、さらにバンコクのセレクトショップThe Decorumのハウスレーベルのディレクターとしても活躍している。
『THE RAKE 日本版』Issue66より抜粋









