Gucci Giardino in Osaka
世界で2つめとなるグッチのバー「グッチ ジャルディーノ」が大阪にオープン
December 2024
イタリア・フィレンツェで創設された世界的ファッションブランド「グッチ」が手がけるバー「グッチ ジャルディーノ」が、フィレンツェに次いで大阪・梅田に日本初上陸を果たした。イタリアのエレガンスとコンテンポラリーな日本の感性が融合した空間が、訪れる人々を新たなラグジュアリー体験へと誘う。
text chiharu honjo
photo Courtesy of Gucci
大阪・梅田のハービスPLAZA ENT内に位置する「グッチ ジャルディーノ」は、大阪駅から好アクセスの立地にある非日常の空間。約109㎡に及ぶ店内には、シックな印象のレセプションや、スタイリッシュなバーカウンターとテーブル席のあるメインバー、プライベートルームを備え、グッチ独自の洗練された世界観が広がる。各エリアには、シグネチャーカラーであるグッチ ロッソ アンコーラ(深みのあるレッド)を纏った復刻版の「Tacchini x GUCCI “Le Mura” ソファ」やイタリア製の上質なファニチャーが鎮座。ソファに身を沈めながらグラス片手にゆったりと寛げる。
バーマネージャー セバスチャン・ヴィゲラ氏。
セバスチャン氏の故郷チリとイタリア、そして日本を巡る旅へ誘うシグネチャーカクテル「セバから見たアマルフィ」¥3,000(税・サービス料込)。
餃子 ボロネーゼ ¥3,000(税・サービス料込)。
プライベートなひとときを過ごせる広々とした個室。
バーを率いるのは、経験豊かなミクソロジストであるセバスチャン・ヴィゲラ氏。17歳からニューヨーク、マイアミ、ローマ、リヨン、ハリスコなど世界各地を旅しながらミクソロジーとワインの研究を重ねた実力者で、日本でも10年以上の実績を積んだ後、グッチ ジャルディーノのバーマネージャーに就任。イタリアのバー文化を象徴するネグローニやスプリッツをはじめ、イタリアと日本の伝統からインスピレーションを得たオリジナルカクテルを取り揃えている。
シグネチャーカクテルは、セバスチャン氏の故郷チリとイタリア、そして日本を巡る旅を表現したカクテル「セバから見たアマルフィ」や、イタリアの文化と日本の食材への愛を表現した、ピンク色が可愛らしいクリーミーなカクテル「大阪アモーレ」などがラインナップ。カクテルに使用されるリキュールは、セバスチャン氏がグッチ ジャルディーノのために独自で開発したものも多く、その豊かな知識と経験をもとにした、革新的なカクテルを大阪の地にもたらしている。
フィレンツェ店で提供されているメニューのほか、本格的な味わいのノンアルコールカクテルも充実しており、お酒を飲まない人でも楽しめるような空間づくりが徹底されている。
フードメニューも秀逸だ。数々の賞に輝く「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ」のシグネチャーである「エミリアバーガー」から、京都の雅な色彩にインスピレーションを得た「バーニャカウダ」、和牛をパスタで包んで餃子風に仕立てた「餃子 ボロネーゼ」、美しいアート作品のようなスイーツまで魅力的なメニューを用意している。
「ラボラトリー コース」で提供されるカクテルのひとつ「Trailing Mt. Ikoma」。※最大4名までの完全予約制(1名¥18,000/税・サービス料込)。
なかでも話題を集めているのは、革新的なバー体験が叶う「ラボラトリー」。隠れ家のようにメインバーの裏に佇んでおり、イタリアと日本の味わいをアーティスティックに融合するエクスクルーシブな体験が楽しめる特別な空間だ。アルコールを蒸留するエバポレーターや遠心分離機をはじめとする最先端のミクソロジー機器が置かれた実験室のような場所で、さまざまな香りを抽出したエッセンスを使った繊細かつ独創的なオリジナルカクテルと一口サイズのフードのペアリングコースを堪能できる。
イタリアと日本の伝統への深い敬意が感じられるラグジュアリーな空間で、カクテルを愉しみながらグッチの美学に浸る、クリエイティビティに満ち溢れた非日常の世界を体感してはいかがだろう。
グッチ ジャルディーノ
大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスPLAZA ENT
TEL 06-6343-0080
www.gucciosteria.com/ja/osaka-garden