FUFU TOKYO GINZA
静謐を湛える、銀座のリトリート
November 2025
日本の伝統と現代の美意識が交差する街、銀座。東京随一の目抜き通りに、熱海の湯と雅が出合う極上のリゾートが誕生した。
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コーナー窓から自然光とグリーンのコントラストが差し込み、洗練と雅が息づく落ち着いたインテリアと見事に調和する約115㎡のラグジュアリーコーナースイート。テラスにもソファが設えられ、ゆっくりと寛ぐことができる。そのほか、全34室11タイプの客室を7~11階にて展開。
2025年11月、東京・銀座一丁目。世界の洗練が交錯するこの街に、「ふふ 東京銀座」が静かにその扉を開けた。ここは、熱海をはじめ国内8施設を展開する「ふふ」が手がけた初の都市型リゾートである。全34室すべてに熱海から運ばれた天然温泉を愉しめる客室風呂を備えており、都会にいながら喧騒から解放され、湯の温もりに包まれるという贅沢を体験できる。
館内の設えは、日本の伝統と現代の感性が織り成す“和のモダニティ”。花木の庭や季節の草花が設えられ、自然の香りと音が心を解きほぐす。木の質感や光の陰影に宿る日本の美意識が、訪れる者に穏やかな時の流れをもたらしてくれる。
12階の日本料理「銀座がゆう」では、日本各地の旬の恵みを個室で堪能できる。器や空間に息づく職人の技が、時間そのものをひとつの芸術へと昇華させる。地下には、カウンター8席の「鮨 ぎんが」。職人が一貫ごとに仕立てる握りを静かな対話のように味わうことができる。
プレミアムスイート(約94㎡)にある客室風呂。「ふふ」の原点といえる熱海から運ばれた天然温泉を全客室で愉しむことができる。
さらに、屋上のルーフトップラウンジ「ゆそら」では、銀座の夜景を望みながら足湯に浸るという非日常のひとときを。グラスを傾ける時間は、空と街と自分がひとつに溶け合うような感覚を呼び起こす。
熱海の温泉と銀座の洗練が交わる場所。それは、都市の中心にありながら、時がゆるやかにほどけてゆく“都会の奥座敷”。真のラグジュアリーとは、喧騒の中に宿る静けさなのだと、そっと教えてくれる。
ルーフトップラウンジ「ゆそら」。プライバシーが確保された足湯ブース4席とスタンディングカウンターを2カ所備える。利用時間は7:00~23:00で、16:00~20:00はフリーフロータイム。
FUFU TOKYO GINZA
東京都中央区銀座1丁目7-10 ヒューリック銀座ビル
TEL. 0570-0117-22










