CURRY & PAXTON:
THE CENTENARY COLLECTION
100年の歴史を持つ英国アイウエア
“カーリー&パクストン”
Wednesday, June 24th, 2020
1920年に設立されたカーリー&パクストンが“センテナリー・コレクション”をリリースした。魅惑的なプロモーション・ビデオも、ぜひご覧頂きたい。
by HUGO CURRAN
1920年に設立された英国のアイウェア・ブランド、カーリー&パクストンがイノベーションとイマジネーションに溢れた歴史と、その100周年を記念して、“センテナリー・コレクション”を発表した。
このコレクションには、マイケル・ケインが愛用し、一斉を風靡した“Yvan(イヴァン)”モデルをはじめとした、さまざまなスタイルのメガネとサングラスで構成されている。このコレクションは、ブランドのユニークな伝統を受け継いでいるが、同時にいくつかは、現代のジェントルマンに似合うようデザインされている。
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CURRY & PAXTON
PIANO BLACK NATURAL CELLULOSE ANTHONY SUNGLASSES $ 195 |
CARAMEL ALEX OPTICAL FRAMES WITH GREEN CLIP-ONS $ 250 |
カーリー&パクストンは、もともとロンドンのグレート・ポートランド・ストリート195番地に拠点を置いていた。20世紀に入ると、アイウエア業界は特段の進化を遂げ、メガネは医療用道具から、エリートや富裕層に好まれるファッショナブルなアクセサリーとなった。
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第二次戦時中には軍需用品の工場としても指定された。当時、男たちが世界中のあらゆる場所で死闘を繰り広げている間、女性たちは敵を発見するために重要な役割を果たした。敵の自動車や航空機を見張っていたのだ。義勇軍の女性たちは、大地に身を潜め、革で縁取られた眼鏡をかけ、双眼鏡を覗いた。それはどちらもカーリー&パクストン製であることが多かった。
戦後、国民衛生局はカーリー&パクストンと、アイウエア供給の契約を結んだ。一方で、フレンチ・リヴィエラのような場所で遊んでいた王族やハリウッド・セレブの間で人気となり、ブランドはさらに有名になっていった。