ASIA’S FINEST RETREATS: WHERE LUXURY MEETS TIMELESS ESCAPE

心に静けさを取り戻す、アジアの極上リトリート5選

March 2026

 

Grand InterContinental Seoul Parnas

江南の中心に聳え立つ

新章を刻むソウルのランドマーク

 

大規模改装で生まれ変わった「グランド インターコンチネンタル ソウル パルナス」。客室、クラブラウンジ、食、フィットネスまで、ついにすべてがアップデートされた。

 

 

全面改装で生まれ変わった客室は、床から天井までの大きな窓が江南の街を取り込む設計。インテリアデザインは英国の「1508 London」によるもの。直線的で端正なヘッドボードや上質なファブリックに、ブルーのベンチが静かなアクセントを添える。写真は「クラブ アンバサダー スイート」。

 

 

 

 世界屈指のホテル激戦区となった東京に比べれば、ソウルにおけるラグジュアリーホテルの選択肢はまだ限られている。新たな開業は多数予定されているが、大規模なリニューアルを経て生まれ変わった「グランド インターコンチネンタルソウル パルナス」は、いま改めておすすめしたいホテルのひとつだ。同ホテルが開業したのは1988年のこと。およそ40年にわたり江南(カンナム)の中心で存在感を放ち続けてきた。

 

 新章の核にあるのは、2020年12月に完了した全面改装。全550室の客室は床から天井までの大きな窓を備え、外の景色とシームレスにつながる設計へと進化した。そして2025年10月にはホテル最上階の34階に位置するクラブラウンジもリニューアル。洗練されたインテリアと、ゲスト一人ひとりに寄り添うサービスは滞在の満足度を底上げしてくれる。

 

 フィットネス施設の刷新も特筆すべき点だろう。大幅なリニューアルを経たフィットネスクラブには、最新のマシンや広いプールのほかシミュレーションゴルフも揃う。旅先でもルーティンを崩さずにいられる環境は、宿泊先を選ぶ上での大きなアドバンテージとなるはずだ。食の選択肢も大幅にアップデートされた。オールデイダイニング「Grand Kitchen」は、ダイナミックなライブキッチンが主役。フロアに点在する4つのフードステーションを軸に“国際色×ライブ感”に溢れる一軒だ。一方で和食の気分なら、「Hinotsuki」での京都懐石に加え、「Sushi Kanesaka(寿司かねさか)」ではおまかせを堪能できる。34階の「Wei Lou」では絶景とともに山東・北京料理を楽しむことができ、1階には「MERCATO521」も新たにオープン。欧州のマーケットに着想を得た一軒で、ベーカリーにカジュアルダイニングが併設されている。

 

 ホテルは、大型複合施設「スターフィールドCOEXMALL」と一体となっているため、カジノや図書館、水族館も徒歩圏内。天候に左右されず、動けるのも心強い。ラグジュアリーの選択肢が限られた街だからこそ、全方位に隙のないこの一軒は、より輝きを増していくだろう。

 

 

シミュレーションゴルフ、充実したジム、ゆったり泳げるプールまで備える、広大なフィットネス施設。

 

 

日本料理ファインダイニング「Hinotsuki」のエントランス。左側へ行くとSushiKanesaka」があり、右側には京懐石を提供する個室とカウンターへと続く。鳥居を思わせる木のゲートで気分が切り替わる。

 

 

開放的なオールデイダイニング「Grand Kitchen」。

 

 

 

国内最大級の広さを誇るクラブラウンジも全面リニューアル

 

2025年10月についに改装を果たしたホテル最上階の34階にあるクラブラウンジ。インテリアや家具は一新され、席のバリエーションも豊富になり、ゆったりとしたソファ席も充実。曲線が効果的に使われ、グリーンやピンクのアクセントカラーも心地よさを演出している。朝食、アフタヌーンティ、イブニングカクテルまで、眺望とともにゆっくりと楽しめる。

 

 

『THE RAKE 日本版』Issue68より抜粋

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