ALFREDO RIFUGIO: HAIL TO THE KING
アルフレッド・リフージオ:レザージャケットの王
May 2020
by chris cotonou
“ハンドメイド・レザージャケットの王様”として知られるアルフレッド・リフージオは、50年以上にわたりイタリアのクラフツマンシップの象徴であり、TheRake.comエクスクルーシブとして作られた鹿革のシングルブレステッド・ジャケットをはじめ、最上質のスエードとレザーを提供している。
アルフレッド・リフージオのレザージャケットのファンは、心強い仲間を持っている。 教皇ヨハネ・パウロ2世が、スキー旅行やハイキングの際に着ている有名な“ホワイトジュエル”ジャケットは、教皇の個人パイロットの提案で、リフージオ氏自身が製作を依頼されたものなのだ。イタリアでは、これは非常に名誉なことだ。
作り手にとって、ゲレンデの危険から、“神のスポークスマン”を守っている事実ほど、素晴らしい宣伝文句はない(あなたの宗教観によるかもしれないが)。
しかし、アルフレッド・リフージオがその承認を実際に必要としたことは一度もない。 過去50年以上の間、彼は“ハンドメイド・レザージャケットの王様”として君臨してきたのだから。
アルフレッドは13歳のときから、技術の習得に何年間も費やし、ついに彼自身のビスポーク・テーラーをオープンさせた。それ以来、すべてはメイド・イン・イタリーとして、考えられる最高水準にて作られ、コレクターやファンたちを魅了してきた。
ブランド自身の言葉によると「リフージオの製品は工業製品ではなく、ハンドメイドの芸術作品なのだ」ということだ。
革なめし工場は、カーフからクロコダイルまで、すべての種類において、彼のアトリエのためだけに革を供給しているという。それぞれの完成品には、製品のオリジンを記した証明書が付いている。
驚くのは、ひとつのジャケットには1,800以上のステッチが施されているという事実だ(袖のボタンホールを含む)。リフージオの品質が、通常のレザージャケットと比べ、どれだけ先んじているかを証明している。
一方、デザインは、実にクラシック。アーストーンのスエード、ムートン・ボンバー、レアージャケットなど、ラギッドで男臭い、ポール・ニューマンやマーロン・ブランドを思い起こさせるものだ。
一握りのシャツメーカーや靴屋と同じように、アルフレド・リフージオは“これぞ決定版”と呼べる製品を作っている。優雅にエイジングし、驚くような快適さを備える、唯一無二のワンオフ・ピースだ。まるでセニョール・リフージオ本人のように。