Wednesday, September 2nd, 2026
スバル・フォレスターを日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員がカスタマイズ
SUVがマーケットを席巻する中、昨年リリースされ話題となったモデルがある。フルモデルチェンジした六代目スバル・フォレスターだ。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーで大賞を受賞したことでもニュースとなったので、ご記憶されている方はいらっしゃるだろう。オーセンティックなフォルムながらスバルらしさが全面に表現されているモデルだ。選考委員をつとめる視点から、高く評価したのを覚えている。
そんなフォレスターのポテンシャルを感じ、素材を活かしながらカスタムした車両をご紹介しよう。純正品、社外品を取り混ぜながらセンス良く仕上げた一台だ。大人が少しばかり自己主張しながら日々の足として使えるレベルに仕立てられている。
ベースグレードはSPORT EX。2.5リッターエンジンとモーターを組み合わせたストロングハイブリッドはなく、1.8リッター水平対向4気筒ターボエンジン搭載車である。電気にネガティブさを感じるペトロールヘッド御用達のモデルだ。ボディカラーはクリスタルブラック・シリカとなる。
そしてそこに純正アクセサリーを装着する。アクティブなライフスタイルに必要なのはThuleのサーフキャリアとラバー製のマット。ラバーマットは足元とカーゴに敷いて海上がりに対応する。ビーチサンダルにウェットスーツ、水タンクなど濡れたサーフ関連ギアを気兼ねなく積み込めるのがポイント。大人サーファーには必須だ。
ユニークなのはフロントグリル。そこに“アドベンチャースタイルパッケージ”を装着した。通常のグリルよりワイルドに見えるのが特徴で、標準グリルには無い縦のラインが厳つさを強調する。アメリカのピックアップトラックのような印象だ。
そしてここからがポイント。社外品のカスタムパーツでフォレスターのポテンシャルを引き出す。
まずは足。昨今のオフローダーブームでオフロードタイヤ業界は少しばかり賑わっている。各ブランドがサイズ展開を増やし、それに対応している感じだ。しかも、どれもオフロードだけでなく、オンロード性能が高まっているのは見逃せない。思いのほか乗り心地が良く、静粛性も高い。きっとかつて乗っていた方こそ、その進化に驚くであろう。
と言った背景を鑑みた結果、タイヤはBFグッドリッチのオールテレインKO3(225/65R17)に決定。KO2からの進化版で前述したオンロード性能が向上しているタイヤだ。ゴツいトレッドパターンで、サイドまでしっかりそれが見えているのがいい。フォレスターの印象が変わるのは言わずもがな。サイドウォールに関してはあえてのブラックレターを選択する。ホワイトレターが街に氾濫しているのに対する逆張りである。トレンドを理解した上でオリジナリティを求めたいという思いを具現化した。
組み合わせるホイールはMLJのXTREME-J XJ08(17×7.5J)サテンブラック。ビードロックデザインがワイルドさを醸し出している。オールテレインタイヤとの相性はご覧のようにバッチリ。
その足元をさらに強調してくれるのはJAOS(ジャオス)のフェンダーガーニッシュ type-Xマットブラック。こちらもボルトがアクセントとなりオフロード感を強める。オフロード競技での経験が豊富なJAOSだけに市販パーツにそれがフィードバックされているのがわかる。
そんな最強の布陣をコーディネイトしてくれたのはオフローダーショップの老舗タイガーオート。長年の経験とネットワークが今回のフォレスターカスタムを魅力的にした。
と言ったのが今回の車両だが、近年カスタム業界の方向性は少し変わりつつある。それはベースとなる車両のセンサー類をどう対処するべきかという問題。その意味でもこのカスタムは既存のセンサーを生かしスバルの目玉アイサイトを活用できる状態にとどめている。日々の安心を司る安全性は重要だからだ。
いずれにせよ、フォレスターのポテンシャルを感じさせる一台に仕上がっているのは間違いない。大人カスタムはベースとなるクルマ選びが重要である。





