クイーン・エリザベス、10年ぶりの世界一周へ──2028年航海で日本にも寄港

　1840年創業の英国ラグジュアリー・クルーズライン「キュナード」が、2027年10月〜2028年5月出航分の新クルーズを発表した。

　なかでも注目は、クイーン・エリザベスによる10年ぶりのワールド・ボヤージ（世界一周）。英国サウサンプトンを出港し、アフリカ、中東、東南アジア、日本、南太平洋、南米を巡る113泊の壮大な航海だ。

　寄港地にはケープタウン、シンガポール、香港、シドニー、ホノルル、そして横浜・長崎・鹿児島が含まれ、異文化の魅力と雄大な自然を満喫できる。日本への寄港は2025年春以来3年ぶりとなる。

　また、4カ月の航海の一部を体験できる「区間クルーズ」も登場。横浜からシドニーやロサンゼルスへ向かう航路（16〜36泊）や、香港から横浜への8泊など、旅程に合わせた選択が可能だ。

　予約はすでに受付中。2026年10月1日までに予約すると、オンボード・クレジットやシャンパン・ブレックファーストなどの特典が付与される。伝統と革新が融合する洋上の旅で、再び“世界をめぐる贅沢な時間”が始まろうとしている。

text: yukina tokida