ルレ・エ・シャトーに「登大路ホテル奈良」が新加盟

　世界中の厳選された約580のホテルとレストランが加盟するフランスの協会「ルレ・エ・シャトー」が、新たに加盟した世界各地の8軒を発表した。リストに名を連ねたのは、いずれも協会の厳しい審査をクリアしたメンバーのみ。日本からは、奈良の歴史地区の中心に位置し、オーベルジュとしてリニューアルした「登大路ホテル奈良」が加わった。日本一美しい八角円堂と称される興福寺の国宝・北円堂をスイートルームから至近に臨むことができる同ホテルでは、地元の食材を使ったフレンチ「Le Bois Restaurant （ル・ボワ）」にて、定期的にクラシックの生演奏を聴きながらディナーを堪能できる。

　世界では、フランス、スペイン、ベルギー、アメリカの4カ国から仲間入り。グランドキャニオンやセドナからほど近いスパ＆ウェルネスリゾート「Mii Amo」は、瞑想をするためのスペースもある心静かな佇まい。また、17世紀に建てられた宮殿を大人のホテルへと変貌させたスペインの「HELGUERA PALACIO BOUTIQUE & ANTIQUE」は、サンタンデール地方のパシエゴスの渓谷の息を呑むような眺めを楽しめる空間だ。

　レストランでメンバー入りしたのは、ミシュランガイドで3つ星を獲得したベルギーのレストラン「Zilte」と2つ星を獲得したフランスの「RESTAURANT LA MERISE」。どちらもその土地の食材を生かした五感に響く料理で多くの美食家たちを魅了している。

text: chiharu honjo