Monday, October 17th, 2022
自然豊かなテロワールを再生した
サステナブルなロゼワイン
フランスのリヴィエラに位置する、クリュ クラッセ ド プロヴァンス格付けの生態系に優しいロゼワイン「シャトー ガルペ クリュ クラッセ ロゼ 2021」が日本に初上陸した。
シャトー ガルペは18世紀からその名が地図に載るほど歴史あるブドウ畑だが、一段と卓越したテロワールワインを造り上げるため、3年間の土壌調査、ブドウ畑の手入れ、敷地内の自然の再生を行うなどして栽培管理を徹底。77ヘクタールの広大な保護林に囲まれた69ヘクタールのブドウ畑には、OFA(フランス養蜂観測所)とのパートナーシップにより200個の養蜂箱が設置され、世界にわずか12カ所しかない女王蜂の繁殖拠点にもなっている。また、自社畑の3.5ヘクタールを研究開発に充てており、気候変動や干ばつに強いブドウ品種を調査するなど、将来を見据えたサステナブルなブドウ栽培にも取り組む先進的なエステートだ。
オーガニック栽培による100%自社畑のブドウを使用したロゼワインは、グルナッシュ、シラー、ロール、サンソー、そして非常に香り高いティブランをブレンドした複雑で重層的な味わいが特徴。ボトルはリサイクルされたアンバーガラスを70%使用し、環境へ配慮したパッケージを採用している。向こう20年かけて、さらなる上質なワイン造り続けていくというから、今後に期待が高まる。
text: CHIHARU HONJO