Sunday, September 12th, 2021
ミラノデザインウイークにて
VBCがパントンフランネルを発表
ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社(以下VBC)と世界的な色の権威であり、専門的な色の基準を提供するパントン社が初めてコラボレーションし、23年秋冬シーズンのアイコニックなウーステッド(梳毛)およびカーデッド(紡毛)フランネルに「PANTONE 19-4241 モロッカンブルー」を採用し、ミラノデザインウィークにおいて発表した。
国際的に最も重要な指標となっているパントン社のデザインとアートの世界へのオマージュともいえるこの色は、秋と冬の到来を思わせるクールな色調。セルリアンブルーがいたるところで見られるモロッコの街を連想させ、サハラ砂漠の遊牧民が着る典型的な衣服の装飾にも使われているブルーのグラデーションも印象的だ。
ウーステッド(梳毛)とカーデッド(紡毛)の2種類のフランネルは、通常、ミディアムグレイ、ブルー、ベージュ、ブラウンといったメンズウェアの定番カラーで提案されているが、今回の「PANTONE 19-4241 モロッカンブルー」はより強烈で現代的な印象を与え、生地の特徴やスタイルを損なうことなく、軽やかなスーツに最適なすべての人々のワードローブに不可欠なファブリックだ。
これらはVBSの顧客に加え、ドレイパーズ・イタリー社を通じて、テーラーやメイド・トゥ・メジャーを扱う店舗に販売される。
VBCのDNAの一部であるフランネルと国際的なカラーカンパニーによる色のコラボレーションから生まれる新たな生地に注目したい。
ヴィターレ・バルベリス・カノニコ