Saturday, July 3rd, 2021

コロッセオ修復プロジェクトに対する
トッズ グループ会長の思い

 トッズ グループによるコロッセオ修復第二期工程終了の発表が6月25日、コロッセオ内で行われた。新型コロナウィルスの感染防止のため、人数を制限した形で記者会見が行われ、第一期工程終了時のときのようなイベントは控えられた。

 会見や現地メディアへのインタビューの中で、トッズ グループ会長のディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏は「今日が文化的にも経済的にも記念すべき再スタートの日となり、この修復は観光業への火付け役になるでしょう」(Il Messaggero紙)と語る。

 ちなみにトッズ グループはこれまでも、ミラノのスカラ座の支援も行っており、今後もコロッセオの修復の第三期工程のサポートを続ける。芸術や文化の未来のために、その遺産に敬意を払い発展させていくことで、社会的責任を果たすと同グループは考える。また、「イタリアの文化を守ることがこの国の経済的な成長も助けるのです」(MF Fashion紙)とデッラ・ヴァッレ氏は断言する。

 そんな中、氏は「政府に期待するだけでなく、実業家たちこそ、助けが必要な人や、未来のある若者たち、そしてこの国のために何かをしなければいけないと考えます」(Corriere della Sera 紙)「公的機関と民間企業が協力して歴史文化遺産を守っていくべきです。他の企業もこれに続いてほしいと思います」(IL TEMPO紙)とビジネス業界にもメッセージを投げかけた。

 

 

「トッズ フォー コロッセオ」特設サイト

www.todsgroup.com/en/sustainability/colosseum-restoration-hypogea