VITALE BARBERIS CANOCICO

ヴィターレ・バルベリス・カノニコが今春オススメする
3つの最旬ファブリック

April 2022

イタリアの名門ヴィターレ・バルベリス・カノニコが打ち出す生地は、テーラーの世界に常に新しい潮流を生んでいる。
彼らの最旬ファブリックとは?
photography jun udagawa
styling akihiro shikata

VBC 最旬ファブリック01:
“CLASSIC” 21 Micron Wool & Cotton(左)
懐かしくて新しいコットンウール
「クラシック」レンジの“21マイクロン ウール&コットン”は、経糸にVBCのアイコン的原毛21マイクロンウール、緯糸に80番双糸のコットンを使用した、コットン60%、ウール40%の服地。コットンのマットな表面感と、21マイクロンウールの粗野なタッチが掛け合わさった独特の生地に仕上がっている。スポーティさを感じさせながらエレガントな装いにぴったりはまる。240g/m。

VBC 最旬ファブリック02:
“VINTAGE” Wool & Linen(中央)
表情豊かな後染めウールリネン
VBCの資料庫に残る膨大なヴィンテージ生地から想を得ながらそれを今日的にモダンに表現した生地が「ヴィンテージ」レンジで、その“ウール&リネン”。こちらは後染めで、ウールとリネンで色の染まりが異なるため、濃淡が出て独特の奥行きがあるヘリンボーンに。ウール54%、リネン46%で、エレガンスとリラックス感がいい塩梅で共存した生地に仕上がっている。260g/m。

VBC 最旬ファブリック03:
“SUPER SONIC” Wool & Silk & Linen Jersey(右)
テーラーが認めた三者混ジャージー
21マイクロンウール70%、シルク13%、リネン10%のブレンド糸を使用したファンシーなジャケット素材。縦と横方向に快適な伸縮性があり、それでいてジャージーのようには見えないのが魅力の服地だ。シルクネップの斑点のような生地グラウンドになっている。マイクログレンチェック、ウインド・ペーン、千鳥などのデザイン展開で、ブルーから、ブラウン、グリーンなどのカラーバリエーションが揃う。255g/m。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 44
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