Thursday, November 14th, 2019

THE SINGAPORE SCENE vol.09
シンガポールのクラシックが面白い

text yuko fujita photography gerald low

物腰が柔らかく、育ちのよさがにじみ出ているアルヴィン・ガン。英国生地のLBDハリソンズグループのエージェント、メリノブラザーズ シンガポールの代表でもある。

Scene 8 若きクラシック信奉者
LAST&LAPEL ラスト&ラペル
世界の超一流が集結したニューショップ

 1985年生まれのアルヴィン・ガンは、多くの会社を経営している裕福な家庭に生まれ、学校を卒業して兵役を終えたのち、ITや物流関連など、ファミリーの会社を手伝い始める。香港、ロンドン、フィリピンで生活し、7年前にシンガポールに戻ってからは不動産関連の仕事に就き、うち4年間をアメリカで過ごした。そして2年前に、自身のパッションでもあるメンズクラシックの世界に飛び込むことを決意。「ラスト&ラペル」を立ち上げ、イタリアと日本のかなりの工房を訪ね歩き、服を仕立て、一気に経験値をあげていった。そして、昨年7月にショップをオープン。
 面白いところでは、サルトリア ピロッツィの既製スーツ、ECHIZENYA(エミネントの海外ネーム)のトラウザーズ、日本のジョー ワークスの靴など。トランクショーも頻繁に開催している。取材時はフィレンツェのサルトリア フランチェスコ・グイーダが来店していたし、ギルド オブ クラフツ、アン ビスポーク、クレマチスなどの日本人シューメーカーから、ロベルト ウゴリーニ、ゾンキーブーツ、ベステッティなど、世界の超一流をこの国に伝える受け皿の役割を果たしている。
 それでもまだ、自身のスタイルを模索中だ。エレガントなフォーマルスタイルを軸にしながら、3年後、5年後にどう進化していくのか、将来が楽しみである。

LAST&LAPEL
ラスト&ラペル
9 Raffles Boulevard #01-30
Singapore 039596
TEL.+65 9068 8259 www.lastandlapel.com
大型ショッピングモール、ミレニアウォーク内にある。

本記事は2018年5月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 22

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