FENDI：名作レザーで仕立てる「セレリア」ピーカブーは絶対失敗なし

今年春にスタートしたばかりの新MTOプログラム「IT’S SELLERIA」。メンズでは写真の「ピーカブー アイシーユー ミディアム」に加え、「ピーカブー アイシーユー ミニ」の2型をベースにして、色とりどりの「クオイオローマ」レザーやパイソン素材でカスタマイズできる。留め具も計16種類から選べ、プレート部に最大8文字の刻印が可能だ。納期は約6ヶ月で、価格は60万円台後半〜。 Fendi

　THE RAKEでも度々紹介してきた「ピーカブー」のMTO。フェンディのマスターピースバッグを好みの素材でカスタマイズできるサービスだが、これまでメンズでは素材をクロコダイルやアリゲーターに限定していた。

　しかし今季遂に、フェンディが誇る最高級レザー「クオイオ ローマ」（美しいシボを備えたしなやかなカーフ）でのオーダーが可能に。フェンディの象徴的シリーズである“セレリア”の名を冠し、「IT’S SELLERIA」と銘打った新たなMTOプログラムをスタートした。

　色とりどりの「クオイオ ローマ」レザーから選べるのは写真をご覧のとおりだが、この「IT’S SELLERIA」にはもうひとつ特筆すべき新サービスがある。

　ブティックのオーダースペースには、革や金具の見本が収められた写真のボックスとともに、3Dシミュレーターで仕上がりを再現できるデジタルデバイスを設置。完成イメージを360°から確認できることに加え、バッグを開いた状態まで表示される。

　全体像はシミュレーターで、質感は革見本で確認しながらオーダーを進めることができるため、イメージしていたのと違う……という失敗はまずないというわけだ。デジタルとリアルの融合で作る、新感覚のオーダーをぜひ体験してほしい。