大幅進化！ジェルシート不要の
腹筋・脇腹・背筋用パワースーツ

開発着想から5年以上の年月をかけて、ついに誕生。腹筋、脇腹、そして背筋を同時に鍛えられる新しいSIXPADとは。

 

 

 

text YUKINA TOKIDA

 

 

中央のファスナーで容易に装着可能。写真左のコントローラーを使って各部位のEMSレベルの調整、モードの選択ができる。伸縮性に優れた素材のため、さまざまな体型にフィットする。「SIXPAD Powersuit Core Belt」￥49,800 Sixpad

 

 

　身に着けるだけで、筋肉トレーニングができる優れもの「SIXPAD」。EMSを利用し、電気の刺激によって筋肉トレーニングをサポートしてくれるトレーニングギアである。今でこそ広く認知されてきたEMSだが、EMSの名を世に知らしめたのは、間違いなくこのSIXPADだろう。

 

　誕生のきっかけは、この商品を手がけるMTG社が2014年に、京都大学名誉教授の森谷敏夫氏を共同開発者として迎え入れ、独自テクノロジー「CMM Pulse」を生み出したこと。トレーニングに効率的な周波数20Hzを見いだした森谷名誉教授のEMS理論、低い周波数特有の痛みを解決した独自波形、そしてトップアスリートたちのトレーニングメソッドを合わせたこのテクノロジーを搭載したことで、SIXPADは他のEMSトレーニングギアとは一線を画す存在となったのだ。

 

　そんな同社が、開発着想から5年以上もの年月をかけた新製品が「SIXPAD Powersuit Core Belt」である。これまでリーチ可能だった腹筋と脇腹に加え、腰回りの背筋をも同時に鍛えられるようになっている。最も大きく進化したのは、マシンと肌の間に不可欠だったジェルシートが不要になったこと。古来の染色技法を応用し、特殊加工によって水での通電を可能にした布製の電極「エレダイン」の開発に成功したのだ。これにより装着が容易になっただけでなく、通電が安定し、肌への安全性、耐久性に優れ、洗濯機で洗うことも可能に。また、電極には金属を一切使っていないため、金属アレルギーの心配も無用となった。ベルトのベースには伸縮性に優れた素材が用いられているため、あらゆる体型、身体の動きにフィットしてくれる。

 

 

通常の筋肉トレーニングと合わせて使用することで、効率アップにもつながる。

 

 

 

　搭載されたオートプログラムは、20Hzで23分間の「トレーニングモード」（理論に基づいて最も効率よく鍛えられると導き出された最適な周波数と時間）に加え、ストレッチや運動と組み合わせて使える4Hzで30分間の「ストレッチモード」も新たに追加された。前者はウォームアップからトレーニング、クールダウンまで自動的に切り替わり、後者は一定の刺激が続き、終了すると自動でオフとなる。だからユーザーはベルトを着けたあとは好みのモードを選び、自分に合う電気の強さを設定するだけでいい。実にシンプルだ。

 

　すべての原動力となる筋力こそ、継続的かつ効率よく対策を行っていきたいもの。筋肉トレーニングを手軽に続ける上で、これ以上理想の相棒はいないだろう。

 

 

 

ジェルシートは不要に。使用前にスーツ裏側の各電極部に付属のスプレーボトルで水を吹きかけて濡らすだけ。水道水でOK。

 

 

トレーニング後はコントローラーを外し、ベルト本体を付属の専用ネットに入れて自宅で洗濯可能。清潔に保てるのが嬉しい。