【アフロード クリニック】アートな空間で、身体と向き合う

表参道から路地を入った閑静なエリアにある、洗練されたクリニック。まるでギャラリーのような空間が心身を整える。

 

 

各部屋に並ぶアート作品は少なくとも1カ月に1度は入れ替わる。一部の作品は購入・レンタルすることもできる。上写真：広い空間にソファが配された診察室。VIPルームとしても利用される

 

 

 

　緑豊かなエントランスから一歩足を踏み入れると、多くのアートが並ぶ空間が広がっている。ここがまさかクリニックであるとは、誰も思わないだろう。

 

　表参道の「AFRODE CLINIC（アフロード クリニック）」は、先進的な医療の提供だけでなく、芸術との融合によって生まれる癒やしの空間として注目を集める。「AFRODE」とは、「Alive from death（死から生を見つめる）」という、コンセプトドクターである道下将太郎氏の人生観に由来する造語。脳神経外科医として多くの手術を手がけ、1000人以上もの「死」に立ち会ってきた経験から、「生」の価値を高めるためのクリニックとして2021年に開業。以来、経営者や有名アスリートを中心に支持されている。特に予防医療・美容医療の分野に注力しており、さまざまな最先端の検査とその結果に加え、健康状態、生活習慣を鑑みた生活プログラムを提供する。既存の医療の枠組みを超えて、専門のインストラクターによるヨガやピラティス、瞑想、茶道体験などのプログラムも行われている。

 

　各部屋に展示されたアート作品は、コレクターでもある道下氏のセレクトによるもので、患者の心理的なサポートを果たす。リラックスできる環境を整え、自分自身の心を見つめるためのひとつの提案だ。日々の生活の中にアートと向き合う時間を作ることで、精神のバランスを取り戻しやすくするという。実際、「アート箋」というメニューがあり、作品についてのレクチャーや一部作品の購入・レンタルが可能。さらに、近隣のジムと提携した「運動箋」、レストランと提携し食事内容を見直す「食事箋」なども展開する。さまざまな角度から心身の健康にアプローチする、ユニークなクリニックだ。

 

 

テーブルのある待合室はまるでアートギャラリーのよう。

 

 

ピラティスルームにはトレーニング機器とともにアートが並ぶ。

 

 

パウダールームも完備している。

 

 

アフロードクリニックCEOでコンセプトドクターの道下将太郎氏。

 

 

 

AFRODE CLINIC

東京都渋谷区神宮前3-5-7 BASE 神宮前B1

TEL.03-5843-0130

営業時間：10:00～19:00